菅首相がマニフェストの大幅見直しについて陳謝。岡田幹事長も謝罪!子ども手当、手取り1千万円超の世帯は9000円に減額に!
菅首相がマニフェストの大幅見直しについて陳謝。岡田幹事長も謝罪!
“子ども手当て・高校無償化・高速道路無料化・農家戸別所得補償”など多くの給付型政策をマニフェストに掲げた民主党は、昨年から財源の確保に苦戦しており、野党や有権者から『財源の裏づけのないバラマキ政策』という批判を受けていました。民主党はぎりぎりまで何とか事業仕分け・行政コスト削減によって、政策実現に必要な財源を掻き集めようとしましたが、3.11の東日本大震災の大規模な被害・損失の発生によって、不要不急の給付型政策に予算を割く余裕が完全になくなりました。
飽くまでマニフェストを断行すべきという小沢派の声も本人の起訴(政治資金規正法違反の嫌疑)によって弱まり、菅首相は『税と社会保障の一体改革(実質的な増税路線)』にシフトする中で、マニフェストに上げられた政策を大幅に見直すと言う姿勢を打ち出しました。2009年の衆院選で勝利した時に掲げたマニフェストを見直して辞めるというのは、『国民とした政権公約の約束』を破るというのと同義で重いことです。政権公約を反故にすれば『政権の正統性』も曖昧になりそうなものですが、既にどんなにバッシングされても首相を辞めるつもりのない菅首相からすれば、『マニフェスト見直しの後ろめたさ』などは大したものではないのかもしれません。