NTTドコモ・au・ソフトバンクが、未成年者の有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングサービスを強化!
携帯電話から簡単にウェブ(インターネット)にアクセスできるのはとても便利ですが、モバイルが普及したことによって、子供のウェブ被害や出会い系を利用した犯罪(援交や詐欺、精神的暴力、経済的被害など)が増えてきているようです。そこで、NTTドコモ・au・ソフトバンクの携帯キャリア3社が、20歳未満の未成年者の『有害サイトへのアクセス制限』を強化するということですが、どれくらい有効に機能するでしょうかね?
有害サイト:未成年者の接続制限強化へ 携帯3社が方針NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの携帯電話大手3社は、出会い系など有害サイトへの未成年者のインターネット接続を制限する「フィルタリング」サービス普及の取り組みを強化する方針を決めた。未成年者が携帯電話を新規契約する際の親権者同意書にサービスが利用できることを明文化したうえで、親の意思を必ず確認する。3社は直営の携帯ショップや大手家電量販店にこの方針の通知を始めた。
3社のうちNTTドコモは、サービス利用について、新規契約時に親の意思確認を必ず求めるように親権者同意書の内容を改めた。ソフトバンクモバイルは販売店向けの新規契約マニュアルに親への意思確認を徹底する文言を追加するとともに、対象年齢を従来の18歳未満から他社と同じ20歳未満に引き上げる。KDDIも2月から同様に同意書の内容を切り替え、販売店への周知徹底を図る。
警察庁によると、06年上半期に出会い系サイトに関連した全国約900件の摘発事例のうち、約85%に18歳未満の未成年が関与するなど事態が深刻化している。
具体的には、20歳未満の未成年者が携帯電話を購入するときには『親権者の同意』が必要なので、同意書に有害サイトへのアクセスを制限できる『フィルタリング・サービス』があることを明記し、フィルタリングをするかしないか親に必ず確認するというものです。
年齢制限が以前の18歳未満から20歳未満に挙げられていることも規制強化といえるでしょうが、飽くまで親がフィルタリング・サービスを希望しなければ、有害サイトへのアクセスは制限されませんので、子供が『絶対にフィルタリングはいらない』と強く主張したら拒絶できない親もいるかもしれませんね。