YouTubeの日本語版で、東芝とリクルートが広告配信テスト!検索キーワードランキング「goo年間ランキング2007」で、YouTubeと脳内メーカーが急上昇!
YouTubeの日本語版で、東芝とリクルートが広告配信テスト!
Googleが所有する世界最大の動画共有サイトYouTubeで、動画サイトから利益を上げるための新たな広告プログラムが11月27日からテストされ始めました。動画共有サイトは、動画を視聴してくれるユーザを集めるのは簡単だが、実際にそこから利益を引き出すのが難しいと言われてきました。ウェブサイトで「容量の大きな動画」を公開・共有するには膨大な転送量とサーバのスペックが必要になるため、サーバ運用と専用回線確保のコストも非常に大きなものとなります。その為、YouTubeもニコニコ動画も未だに黒字経営が出来ていない状態ですが、今回、YouTubeは東芝とリクルートをパートナーにして新たな広告プログラムのテストを開始しました。
この広告テストで、東芝とリクルートの広告及びコンテンツが、『YouTube 日本版』のトップページで配信されることになり、専用チャンネルやYouTube 日本版内のサイトでも両社の広告がランダムに表示されるということです。ウェブサイトに広告を出稿するメリットとして、『広告を見てクリックしてくれたユーザの大まかな比率・人数=広告の実際的効果』を客観的に計測できると言うことがありますが、YouTubeは『トップページ YVA・Run of Site・ブランドチャンネル』という3つの広告プログラムで黒字経営へとつなげていくことが出来るのでしょうか?
『トップページ YVA』というのは、そのままトップページに表示する動画広告のことですが、これが一番広告単価が高そうですね。『Run of Site』というのは、トップページ以外のYouTube 内ページにランダムに広告が配信される広告システムだそうですが、ここで話題になった動画広告をユーザー間のクチコミで拡大することも目指すみたいです。面白いと思った広告を自分のブログに貼り付けることも出来るみたいですが、広告フォーマットは動画ではなくてイメージ広告になるということです。『ブランドチャンネル』というのは、専用のチャンネルをたてて、チャンネル上部にバナーを設置する広告プログラムで、自社専用のブランディングチャンネルとして利用することが出来るということです。YouTubeには『テレビ番組や音楽PV、アニメのアップロード』など著作権関連の問題の懸念も残されていますが、『動画共有サイトは稼げない』という今までの常識を覆すような広告ビジネスのパラダイムシフトを起こせるのでしょうか。