鳥取大学医学部付属病院で、救急を利用した軽症患者から特別料金の徴収:緊急でない患者の救急センター利用が半減!
鳥取大学医学部付属病院で、救急を利用した軽症患者から特別料金の徴収:緊急でない患者利用が半減!
重症の病気や怪我でもないのに交通費を節約するために救急車を呼んだり、救命救急センターの救急外来(夜間・休日)を利用したりする患者が問題になることがあります。『緊急性の低い患者』が救急医療を安易な理由から頻繁に利用してしまうと、『緊急性のある重症患者・危険な状態にある患者』が救急医療や救急車を利用できなくなってしまいます。
救急医療のキャパシティを上回るほどの患者が集まると、妊婦の『たらい回し』が起きたり、事故・病気による重症患者の受け容れ態勢を整えられなかったりするので、『緊急性の低い患者』はやはりできるだけ通常の診療時間に自分自身の交通手段で赴く必要があるでしょう。内臓疾患・血管障害などのケースでは、患者自身が自己判断で『軽症・重症の区別』をすることは難しいので、我慢できないほど痛みが激しかったり出血が多かったりすれば救急医療を利用しても良いと思いますが。ただ薬をもらいたいという理由だけで緊急外来を夜間・休日に訪れたり、翌日の朝の診療時間まで待てるレベルの頭痛・腹痛で救急車を呼んだりというのは、本当に救急医療がないと生死に関わる患者の『医療を受ける機会(受け容れ可能性)』を侵害する恐れもあるのですべきではないでしょう。