中国のGDPが10.3%増で、日本を抜き『世界第二位』に!中国の政治的・経済的・軍事的な膨張とそれに見合う国際的責任!
中国のGDPが10.3%増で、日本を抜き世界第二位に!中国の政治的・経済的・軍事的な膨張とそれに見合う国際的責任!
日本は1968年に西ドイツのGDPを抜いてから、『世界第二位の経済大国』の地位にあり続けていましたが、2010年のGDPでは中国が3年ぶりの10.3%の二桁成長を成し遂げて、日本のGDPを抜くことになりそうです。中国統計局の発表によると、2010年の中国の名目GDPは39兆7983億元(約5兆8812億ドル)であり、、日本の2010年のGDP予測は5兆4023億ドルとなっていますので、中国は日本よりも5000億ドルもGDPが大きくなったことになります。
世界第二位のGDPとなった中国の急速な経済成長と合わせる形で、『政治的・軍事的な拡張主義』も進んでおり、昨年は日本との間で海洋権益の絡む『尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件』なども起こっていますから、今後は中国がその経済力と見合った『東アジア・国際社会での政治的責任』や『先進国としての人権擁護』を果たしていけるのかも問題になってきます。中国には世界や東アジアでの安定秩序を維持するための積極的な貢献を期待したいところですが、現状では、軍拡・資源戦略(外国の不動産買収)・独裁政権の支援(北朝鮮・アフリカ諸国)などによる覇権主義が中国膨張の懸念要因となっています。