--.--.----:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010.11.1723:12

『1票の格差』による選挙の無効を求めた裁判で、『5倍の格差』は合憲と高裁が判断!違憲判決も1件!

『1票の格差』による選挙の無効を求めた裁判で、『5倍の格差』は合憲と高裁が判断!違憲判決も1件!

衆議院・参議院の国政選挙では『1票の格差』が問題になることがありますが、この1票の格差というのは『議員一人が当選するために必要な票数』であり、この格差が大きくなると有権者の一票の価値に不公平な差が生まれることになります。具体的には、有権者の少ない地域(選挙区)の代表として選ばれる議員は『少ない票数』でも議員になれるのに、有権者の多い地域では、少ない地域の当選者より多くの票を集めていても落選してしまうことがあるという不公平さが指摘されます。

今年7月の参院選(選挙区)では、最大で『5倍の1票の格差』が存在しており、法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、弁護士グループが東京と神奈川の選挙区を対象にして『選挙の無効』を求める訴訟を起こしていました。この判決が17日に東京高裁で出されましたが、岡久幸治裁判長は『著しい不平等状態といえず、国会の裁量権の限界を超えたともいえない』と述べ、『合憲』とする判断を示しています。当然、この判決の中で選挙無効の請求も棄却されています。

この裁判の判決文では『選挙制度の見直しには高度な政治的な判断が必要で、検討には相応の時間を要する』という理由を挙げて、『今回の選挙までに定数配分が見直されなかったことが、国会の裁量権の限界を超えているとは言えない』とする合憲判決を下しています。『投票価値の平等の観点からはなお大きな不平等が存する状態で、国会で、喫緊の国民的な課題として速やかに適切な検討が望まれる』という発言も裁判長がしており、実質的には国会に対して『格差是正の必要性』を促す恰好にはなっていますが。

7月11日の参議院選挙当日の各都道府県選挙区の有権者数を定数で割った『議員1人当たりの有権者数』では、約24万人で最小の鳥取と約121万人で最大の神奈川とでは、5倍の『一票の格差』があったのですが、東京高裁は判例により6倍以下であれば著しい不平等状態とは言えないという主張をしています。弁護士らは『なぜ5倍でもいいのか説明しておらず不満だ』として上告する方針を示していますが、中長期的には『選挙制度の仕組みの抜本的改革』によって1票の格差を是正することは回避できないとは思います。

東京都内の女性が起こした1票の格差にまつわる訴訟では、南敏文裁判長が『投票価値の不平等状態が長時間継続しているのに是正措置が講じられなかったのは、国会の裁量権の限界を超える』と述べて違憲と判断していますが、選挙の無効・取消しについては請求を棄却しています。

関連記事

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサード リンク


最近の記事
カウンター

カテゴリー
Amazon Associates

月別アーカイブ
プロフィール

東雲 遊貴

Author:東雲 遊貴
現実とウェブに溢れる膨大な情報の海から、『重要で役に立つニュース』を紹介したり、『面白くて便利な情報』を記録したりしていきます。

e-mail:noble.desire@gmail.com

最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。