ソフトバンクの孫正義社長が『光の道』構想を総務相に要請!各社のスマートフォン投入で携帯契約数は?
ソフトバンクの孫正義社長が『光の道』構想を総務相に要請!各社のスマートフォン投入で携帯契約数は?
ソフトバンクの孫正義社長は以前から、光ファイバーのインフラを用いた高速ブロードバンドの全世帯普及を目指す『光の道』構想をぶち上げていますが、実際には光ファイバーのインフラを所有しているのはNTTであり、その回線を他社が自由に使うことはできず競争もないので『光回線の利用価格(他者の利用価格及びユーザーのプロバイダー料金)』は高い基準で据え置かれています。
孫社長は13日に、片山善博総務相を訪ねて光ファイバーの全世帯普及を目指す『光の道』構想を進めるために、NTTの光回線網の別会社化案などの持論を展開しましたが、総務省作業部会は別会社化を見送るという結論を出しています。孫社長は更に光回線料金の引き下げや世帯普及率の数値目標を盛り込むように要望していますが、数値目標の明確化についても総務省は曖昧な態度のようです。
しかし総務省も、光ファイバーのインフラ利用の公平性確保・消費者利益確保のため、NTTの部門間の区分を厳格化するようにして、NTTに『光回線料金の引き下げ』を求めていくという方向性を示しています。
Apple社のiPhone4が好調に売れたソフトバンクモバイルは、11月も27万6600契約を獲得して純増数でトップとなっていますが、iPhone4発売の勢いがややトーンダウンして10月の32万契約には届きませんでした。しかし、ここ2年くらいはソフトバンクモバイルが純増数を順調に伸ばしていて、NTTドコモは堅調に伸ばし、auがやや勢いを落としているといった感じですね。NTTドコモは、10月28日にGoogleのOSであるAndroidを搭載したスマートフォン「GALAXY S」を発売しており、このスマートフォンもなかなか売上が好調で前月比で約3万増となる8万8100契約を達成しています。
3位となったauは、前月を上回る8万2300契約を達成していますが、auがGoogleとの提携を強調して重点的にCMを流しているスマートフォン『IS03』の発売が11月26日だったので、12月の契約者数がかなり増加するのではないかと見られています。
NTTドコモも、『GALAXY S』に続くスマートフォンとして、シャープの3D動画・写真が見られる端末『SH-03C』やREGZAブランドでワンセグ機能を売りにしている東芝の『T-01C』を出してきているので、12月はソフトバンクとNTTドコモ、auのどのスマートフォンが需要を集めるのかが注目されます。携帯ユーザーの中で、インターネットをメインに使うユーザーが増加していることもあり、フルブラウザとタッチパネルで快適なブラウジングができるスマートフォンの人気が高まっているようですが、パケット定額制の料金がどのキャリアでも5,985円というのはやや割高に感じる人が多いかもしれません。
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