KAT-TUN側が、新曲のアレンジでボーカロイド曲の影響を受けていた事を認める!盗作疑惑に一定の決着か!
KAT-TUN側が、ボーカロイド曲の影響を受けていた事を認める!盗作疑惑に一定の決着か!
オリコン1位となったKAT-TUNの新曲『NEVER x OVER ~「-」 IS YOUR PART~』に対して、ボーカロイド曲の盗作ではないかという疑惑が持ち上がっていたが、盗作の元とされていた曲は巡音ルカのオリジナル曲『DYE』という楽曲でした。二つの曲を聴き比べてみると、確かに全く同じ曲とはいい難いものの、基本的なイントロのメロディラインとサビの雰囲気は似ており、『DYE』の作曲者もショックを受けて、何の断りもなくアレンジされたこと(それに対する正当な報酬もないこと)に不満を持っていたようです。
当然、『DYE』を作曲した著作者には、その複製・利用をコントロールできる『著作権』があるわけで、その音楽を利用したり編集したりするためには著作者の同意を得てから使うか、利用するための対価を支払う必要があります。この盗作疑惑に対しては、ジャニーズ事務所の側から楽曲のアレンジに際してボーカロイド曲『DYE』を参考にしたことは事実であるとの報告があったということで、当事者間では納得のいく交渉が成立したようなのですが、作曲者はTwitterで以下のようなコメントを出しています。
『DYE』の件につきましては、先方に『NEVER×OVER』の制作にあたり、アレンジにAVTechNO!の楽曲『DYE』の影響があった事実を認めて頂き、然るべき処遇をして頂くという事で解決いたしました。応援して頂いてる皆様にはご心配をおかけしました。また、KAT-TUNの ファンの皆様にも私の発言によりご心配をおかけした事をお詫び申し上げます。 この件に関しまして、KAT-TUNの皆様に非はございません。個人的にも、今後のご活躍を応援しております。
作曲者のTwitterのツイートを読んでも分かるように、『然るべき事前の通告・交渉・説明』がしっかりと行われてさえいれば、大半の作曲者は作品(楽曲・テキスト・小説など)の利用を頭から拒絶することは少ないと思いますので、『これくらい少しアレンジしても大丈夫だろう』という安易な発想に陥らずに、参考にしたり利用したりする時には著作者に一報を入れて条件交渉をすることが大切だと思います。
インターネットには確かに無料で視聴したり拝読できる『素晴らしいコンテンツ』が数多く散らばっていて、その大半は本人が利用しても大した収入にはならないものかもしれませんが、その作品に対する著作権は(法律で認められた引用を超える範囲においては)当然保護されるべきものではあります。
特にプロのアーティストや作家による大きなお金が動くビジネスに活用とするのであれば、それなりの法的対処や条件交渉があって然るべきでしょうし、後になって自分の作品を使っているのに自分のクレジット(自分がオリジナル作品を作成したことの明記)がなかったり、商業的に成功したのに著作者に全く報酬が配分されなければ、不満が出るのは当然だとは思います。
売れている知名度のあるプロや事務所、担当者の側からすると、『どうせ無料公開されているものだから・本人が売り込んだってお金にならないのだから・少し参考にしたって分からないだろう』となりやすい気持ちは分かりますが、ネット時代には情報の共有・拡散が早いので、(特にメジャーなアーティスト・作家や売れている作品であれば)意外にちょっとした盗作・流用でも分かってしまいやすいと思います。
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