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2011.06.2723:43

『米中アジア・太平洋協議』で、アメリカが中国の南シナ海問題に懸念を表明し自制を求める!

『米中アジア・太平洋協議』で、アメリカが中国の南シナ海問題に懸念を表明!

中国の『軍隊の近代化・アジアの安全保障』を名目にした必要以上の軍備増強、『核心的利益』を主張して周辺諸国の領海・島嶼に進出する覇権主義が、軍事的緊張を強める領土問題(領域侵犯)やアジアの国際情勢の不安定化を引き起こしています。昨年は、日本の尖閣諸島沖に違法操業の中国漁船が侵入してきて巡視船にぶつける衝突事件を起こしたことで、日本国内でも中国の対応への不満・非難が高まりましたが、最近の中国は特に、フィリピンやベトナムの領海がある南シナ海に進出する姿勢を強めています。

フィリピンやベトナムは、中国船が繰り返してくる南シナ海の領海侵犯に対して強い口調で批判していますが、中国は強大な海軍力を背景にして南シナ海の歴史的な領有権と海底資源開発の権利を主張しています。ベトナムは中国との間で、南シナ海に浮かぶ南沙諸島・西沙諸島の領有権問題を、原則的に対話によって解決したいという姿勢を見せていますが、具体的な領有や利害の配分について同意するのは容易なことではありません。フィリピンは自国の領有権を主張するために、『南シナ海』ではなく『西フィリピン海』の呼称を用いることにしたとして、中国との南シナ問題で対決姿勢を強めて緊張も高まっています。

ベトナムとフィリピンの間にある南沙諸島(スプラトリー諸島)については、中華人民共和国、中華民国(台湾)が全体の領有を主張し、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイの4ヶ国が一部分の領有を主張して対立しています。中国・海南島の南方にある西沙諸島(パラセル諸島)では、中華人民共和国、中華民国(台湾)、ベトナムの3ヵ国が領有権を主張して争っている不安定な外交状況があります。

米中両国の政府高官が地域の広範な問題について意見交換を行う『米中アジア・太平洋協議』が25日(日本時間26日)にホノルルで開かれたのですが、アメリカのカート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、領有権問題を巡って中国と周辺諸国の緊張が高まっている南シナ海問題について懸念を表明し、中国に挑発的な行動(頻繁な領海侵犯)などを自制するように求めています。中国代表団の崔天凱・外務次官は、南シナ海問題はアジアの歴史的・政治的問題であるとして、『米国の過度の介入』を拒む立場を繰り返し表明して、米中の思惑は完全に食い違っているのですが、一応は『南シナ海の情勢の安定化は米中双方の利益に適う』という意見も出しています。

アジア・太平洋地域の『平和・安定・繁栄』に向けた高級実務者レベルの意見交換が、『米中アジア・太平洋協議』の目的になっていますが、『アジア海域の航行の自由・南シナ海の緊張緩和』を求めるカート・キャンベル国務次官補に対して、崔天凱・外務次官は『緊張緩和に努力はするものの中国の国益・核心的利益は譲れない』という態度なので、なかなか南シナ海問題の対話による解決に向けた交渉は思うように進まないでしょうね。

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テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済

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