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2006.04.2723:52

堀江貴文被告、3億円の保釈金で検察の准抗告退け保釈!ライブドア事件とホリエモンが格差社会に与えた影響!

ライブドアの元CEO(最高経営責任者)で、証券取引法違反の罪に問われている堀江貴文被告が今日の午後9時40分過ぎに保釈されましたね。テレビに映った懐かしいホリエモンの容姿を見てまず思ったことは、『短髪だった髪が随分伸びて予想以上にスリムに痩せたな』ということでした。ダイエット広告のモデルのような変化ぶりですが、それだけ東京拘置所での生活が禁欲的で節制の取れたものだったんでしょうね。

拘置所前には朝早くから200名を越す報道陣が詰め掛けて、堀江被告の保釈をいまや遅しと待ち構えていましたが、保釈された堀江被告の表情はすっきりとしていて思った以上に毅然とした態度で振る舞っていました。この先、刑事裁判によって犯罪行為が明らかにされれば、その犯罪行為については認識を改め素直な反省をするほかないように思えます。その後、被害者に対する金銭的な賠償と同義的な謝罪をきっちりと済ませれば、また新たなビジネスで再起を図ることも不可能ではないと思うので、今後のホリエモンがどう動くのか注目したいと思います。

ライブドア:堀江被告、検察と全面対決したまま保釈 

逮捕から約3カ月ぶりに保釈されたライブドア前社長の堀江貴文被告(33)。東京拘置所周辺に200人以上集まった報道陣に「申し訳ありませんでした」と頭を下げ、車で走り去った。検察と全面対決したまま、今後初公判までの手続きが続く。

弁護人によると、堀江前社長は拘置所を出る際、報道陣に「世間をお騒がせし、申し訳ありませんでした。ライブドアの株主、従業員、関係者の皆様、ご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。また、大勢の方からご支援、励ましを頂き、ありがとうございました」と話したという。

何より、3億円の保釈保証金を簡単に小切手で支払った堀江被告は、まだライブドア株など200億円以上の個人資産を所有していますから、アイデアと人材さえ揃えばある程度の規模のビジネスを展開することが可能です。堀江氏の犯した違法行為には適切な法的判断が下されるべきだと思いますが、彼個人の経営者としての才覚とパーソナリティにはやはり並外れたものがあると感じています。

過去の過ちや犯罪に対しては率直に反省し、実際に損害・迷惑をかけた株主や関係者には謝罪(賠償)して、また新たな気持ちで魅力的なビジネスを立ち上げて欲しいですね。ホリエモンのライブドア経営や彼の人間性に対する評価や感情は大きく分かれると思いますが、彼を評価できる部分があるとすれば『大言壮語だがその多くが有言実行であること』『若い世代でも経済界のトップに迫れることを実証したこと』『いろいろ批判されながらも、人を惹き付ける人間性と話題性』だと思います。

証券取引法違反など何でもやっていいなら、誰でもホリエモンと同程度の経営実績を残せるかといえば、やはり大多数の人は彼のレベルまで企業や株価を成長させることは出来ないと思います。有言実行のスピード感ある行動力と企業利益や将来のリスクを見据えた決断力という部分では、常人離れしたものがあることは確かでしょう。そこで、あまりに全てが思い通りに行き過ぎたことで調子にのって暴走してしまったのかもしれません。

ライブドアショックと呼ばれた一連の事件ですが、ホリエモンが逮捕されてから95日間の日にちが経過して、事件の本質や問題が分かりにくくなってきています。罪状からいくと、証券取引法違反に属する『風説の流布』『偽計取引』『粉飾決算』ということですが、堀江被告からほとんど供述が得られていないこともあって、各犯罪の構成要件を十分に満たしていると断言できない部分も少なくないようです。

このブログでも、ライブドア問題について幾つかのエントリーを立てて、堀江氏の犯罪とは何であったのか、社会に与えた影響とはどんなものだったのかを考えたりしてきましたが、結局のところ、証券取引法違反という個別の法律問題そのものよりも、日本社会全体に与える『軽佻浮薄な金儲け主義や法律のグレーゾーンを利用した株取引の風潮』の影響が経済秩序の上で好ましくないものとして問題視されたということでしょう。

また、『金融・株式・為替など不労所得の流行』が真面目な勤労道徳に違背するという保守的反動も働いたのかもしれません。勤勉に働いている人がなかなか経済的に報われないのに『株価操作によって巨額の利益を短期間で得る脱法的な行為』にお咎めなしというのはおかしいという世論も検察の行動を後押ししたと思います。

その意味では、ライブドア事件は、純粋な罪刑法定主義に基づく処断という要素以外に、勤労道徳や経済慣習を愚弄するライブドア的手法(株価至上主義と敵対的買収戦略)に対する社会的制裁という意味合いも込められていたのではないでしょうか。

小泉政権における新自由主義の構造改革によって表面化した格差社会の問題も背景にあるでしょう。M&AやIPOを基軸とする時価総額至上主義では、ごく短い時間で巨額の個人資産を築く個人が多く生み出されますが、その恩恵にあずかれるのは極一部分の人たちだけです。

弱肉強食の吸収・合併が横行する競争経済でも、時代の潮流に乗った強い企業だけが大きな収益とチャンスを掴んでいくことになります。この止めることの出来ない市場経済の競争原理や株式市場の高騰によって生まれる経済格差の象徴が、六本木ヒルズでありライブドアだったのかもしれません。

仕事や労働の形態が多様化し、『働くということの定義』が難しくなっている現代では、疲労・負担・責任を伴うきつい仕事に必ずしも大きな経済報酬が約束されているわけではありませんから、時に真面目な社会人は『何故、自分はこんな大変な仕事を毎日頑張っているのに、豊かな生活がいつまでも出来ないのだろう』とため息をつきたくなることもあります。

拡大していく経済格差と多様化する職業活動の中で、私たちはどのような生き方を選択し、どういった経済活動で収入を得ていくべきなのか……NEETや新卒者の早期退職などの問題とライブドア事件の騒動の本質が奇妙に重なって見えてきます。

大きな社会的責任を負わず、心身共に負担の少ない楽な仕事で巨額の利益を得ることなんて本当は無理だということは誰もが分かっているし、ホリエモンや一部のIT長者にしても外見ほど楽して稼いでいるわけでもないし、社会的責任のプレッシャーが弱いわけでもないんですね。

個人の才能と努力、適切な経済戦略と生活設計、そして、何より自分と協力的行動を取ってくれる大切な人脈(人間関係)と偶然訪れる幸運(チャンス)、それらが合わさった時でないと、大きなビジネスチャンスをものにすることは出来ないし、合法的に大きな経済報酬を得ることは出来ないんですよね……やはり人生と経済というものは、一日にして成功にたどり着くことは出来ず、厳しいものなのです。

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テーマ : ライブドア問題
ジャンル : 政治・経済

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