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2011.09.0523:40

認知症の新しい治療薬が3種発売!高齢化社会で増大する認知症患者に効果は出るか?

認知症の新しい治療薬が3種発売!高齢化社会で増大する認知症患者に効果は出るか?

認知症はかつて老年性痴呆(老人ぼけ)と呼ばれていた疾患で、高齢化社会の日本では患者数が600万とも800万とも言われており、軽症から重症まで含めて大きな医療・社会問題の一つになっています。認知症は知能を含む広範な認知機能が低下していく病気であり、典型的な症状として『(一時的・偶然的ではない)病的な物忘れ』が多くなる記憶障害がありますが、自分の名前や今いる場所、今の時刻、家族関係などが分からなくなる『失見当識の障害』がでてくると、自分ひとりで日常生活を行うことが困難になっていきます。

認知症とは後天的な脳の器質的障害によって、『広範な知能・認知機能』が低下する疾患であり、その症状は不可逆的で根本的な治療法は現在のところありません。その発症原因によって脳血管の損傷や梗塞によって起こる『脳血管性認知症と脳の器質的な萎縮・変質によって起こる『アルツハイマー型認知症』とに分類されますが、認知症が進行するとうつ病や不安障害、人格障害と併発しやすくなるので注意が必要です。

認知症を発症すると必ず出現する中心症状としては、『記憶障害(病的な物忘れがひどくなり同じことを何度も言ったり聞いたりする)・見当識障害(時間や場所、自分自身に対する記憶が障害されて分からなくなる)・判断力低下(状況や物事に対して必要な判断が自分でできなくなる)』がありますが、認知症であるか否かの判断基準では客観的・常識的に考えて、自分で社会生活を送れる知的能力・認知能力があるかどうかが重要になります。認知症の中心症状に伴ってでてくる周辺症状には、『言語障害・徘徊行動・抑うつ感・不安感・意欲消失・無気力・絶望感・被害妄想・幻覚など知覚障害・睡眠障害・排泄が自分でできない・攻撃的な人格変化・何でも口に入れてしまう異食(過食)・入浴拒絶や不潔行為・介護への抵抗』などがあります。

認知症の生物学的原因は脳の器質的な萎縮・変性であり、大脳皮質に老人斑が出現することが多くなるが、この老人斑はアミロイドベータ (Aβ)というタンパク質の沈着です。今まで、日本の認知症治療の薬物療法では、1999年に開発承認されたドネペジル(商品名アリセプト)だけが使用されていましたが、アリセプトはアセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害することで『脳内アセチルコリン量』を増加させて、アセチルコリン系神経を活性化させることで認知症状を改善しようとするものです。

今年から新たに処方が始まった認知症治療薬は、内服薬の『レミニール』(ヤンセンファーマ・武田薬品)『メマリー』(第一三共)、パッチ剤の『イクセロンパッチ/リバスタッチパッチ』(ノバルティスファーマ/小野薬品)ですが、アセチルコリン系に作用するアリセプトとは異なる作用機序を持っているので、認知症患者の新たな希望になっています。いずれの薬も、認知症そのものを根治する薬ではなく最終的な進行を回避することはできませんが、一時的な症状の改善や認知症の進行速度を遅らせる効果を期待することができます。

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