横浜ベイスターズの売却先はDeNA(モバゲー)が最有力に!
横浜ベイスターズの売却先はDeNA(モバゲー)が最有力に!
球団経営には選手の年俸など球団維持のための莫大な資金がかかり、よほど観客動員数が多くて放映権が高くない限りは利益が出ないと言われますが、経営母体の本業が順調な限りは『(会社名が絶えずテレビ・新聞に出るという)宣伝広告効果』を期待することはできます。横浜ベイスターズを所有していた東京放送(TBS)ホールディングスは、本業のテレビ事業・新聞販売の営業利益の減少もあり、赤字が続いている横浜ベイスターズの売却を決めましたが、その売却先として有力なのはDeNAのようです。
TBSは昨年から、年間20億円程度の赤字が続いていたベイスターズの売却を金融機関を通じて複数の企業に打診していましたが、球団を経営できるほどの経営体力がある企業は限られており、幾つかの候補企業の中から『モバゲータウン(Mobage)』で急成長を続けているDeNAが選ばれる見込みとなっています。プロ野球球団を持つことによる宣伝効果という意味では、『横浜ベイスターズ』という名前にはTBSをイメージさせるものがなく、余り宣伝効果は無かったのかもしれないですし、そもそもマスメディア事業は商品を売るビジネスではないので、ステータスのために球団を所有しているという部分が大きかったのでしょう。
他の企業と比較してDeNAが最も高い買収額を提案したことや、横浜スタジアムとの契約条件にも応諾したことが決め手となったようですが、球団経営を持続的に支えられるだけの『経営状況・財務基盤』を持つ会社が少ないということもありました。DeNAは来週初めにも取締役会を開いて買収することを正式に決定するということですが、ライブドアの近鉄買収の失敗の事例を経て楽天の『楽天イーグルス』が誕生し、今度は『DeNA』の球団が登場するというのは時代の流れを感じさせられます。
球団名にはDeNAではなくMobage(モバゲー)のほうを使う可能性もありますが、DeNAにとっては横浜を拠点とする球団を持つことによる広告宣伝の効果は相当に大きなものがありそうなので、球団自体は赤字経営であっても本業との相殺で利益が出るという見通しが立っているのでしょうね。モバイルゲームやオンラインのソーシャルゲームの草分けとなったDeNAやグリーは、ここ数年間で急速にユーザーを集め、株式上場も果たして大企業化しましたが、スマートフォンにゲーム機能を対応させていくことで更なる成長が見込める分野でもあるとは思います。
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