雇用悪化の中でスマートフォン関連の技術者の求人・採用予定数が急増!スマホブームの労働市場への影響!
雇用悪化の中でスマートフォン関連の技術者の求人・採用予定数が急増!スマホブームの労働市場への影響!
新卒者の就職活動の時期が2ヶ月遅くなって、『就職氷河期の中の就活競争』はいっそう厳しさを増し内定率も下がっているとされますが、携帯電話分野のスマートフォン需要の高まりに合わせて、労働市場で『スマートフォン関連の技術者の採用』が急激に増加しているようです。インターネット企業や携帯電話メーカーが、スマートフォンをプログラムする技術者を大量に確保する動きを見せており、『数百人規模の大きな技術者(技術者候補の新卒者)の雇用』を予定しているという話も出ており、今後のIT分野ではスマートフォン周りの技術開発と雇用増加のトレンドが暫くは続くのでしょうか。
しかし、スマートフォンもパソコンと同じでいつかは成熟していく技術やソフトウェアなので、こういった『スマホのバブル的人気の過熱』がいつまで続くかは予断を許さない状況ではあります。IT関連の技術者は絶えず、最新のトレンドや技術基盤をキャッチアップしながら、自分自身の一般的なスキルや能力を伸ばしていくことが重要になっていると思いますが、それは『市場の需要』に見合った知識や技能があれば、エンジニアとしての仕事には困らないことの裏返しでもあります。
世界経済の市場や景気は『EUの債務危機・米国の雇用減少』によって悪化していますが、スマートフォンやタブレットPCのような次世代端末の技術や製品に関連した分野では、今後暫くは景気が良くなりそうですね。ネット広告大手のサイバーエージェントも2年間で新卒・中途を合わせて700人のスマホ関連のエンジニアを採用するとしており、ヤフーでも2012年夏までに300人を採用する予定になっていて、企業の『スマホ関連の人材需要』が大きく伸びてきています。
スマホの普及と連動するかたちで、ソーシャルゲームやSNS(facebook, mixi, gree, モバゲー)、ネット通販などのサービスも拡大しており、スマホを使ったサービスのビジネスチャンスに多くのIT企業が群がる状況が続いています。そういったスマホ普及やスマホ関連のサービスの増加と比べると、スマートフォンで魅力的なアプリやサービスを作成できる人材は圧倒的に不足しているのが現実で、優秀で実務能力のあるエンジニアやプログラマーの求人は増加しています。
2011年4~9月期のスマホの国内出荷台数は前年同期比4.5倍の1004万台であり、既に携帯電話全体の5割弱を占めるところまで成長しているので、今後暫くはスマートフォンに関連する業界の競争が激化すると共に採用する人員も増えそうです。
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