亀田興毅と亀田大毅の兄弟が対戦相手に圧勝!PRIDEの試合も興奮の熱戦!
一昨日は、亀田兄弟のボクシングの試合に「PRIDE」のトーナメントがあって格闘技三昧の一日でしたね。亀田興毅の試合を見始めたのは、仕事を終えて午後7時を30分近く回ってからだったのですが、親父とのトレーニング風景や三兄弟のエピソードを紹介する前置きの時間が長かったようで、2試合ともリアルタイムで見ることが出来ました。
亀田三兄弟に特別な愛着があるわけでもないのですが、ボクシングや格闘技の試合を観戦するのは好きなので、大抵の試合は時間が合えば見ています。さすがにDVD録画してまで見たいと思う試合は、プライドやHERO'Sの決勝戦くらいなのですが、亀田兄弟の試合はエンターテイメントという部分が勝りすぎている観はあるものの、ビッグマウス(大言壮語)が何処まで実績につなげられるのかに興味があります。
日々のトレーニングで鍛え上げた体力と磨きぬいた技術をぶつけ合って戦う格闘技の試合観戦は、戦いの興奮と勝負の感動を味わえるだけでなくストレス解消効果もあっていいですね。HERO'Sといえば、「神の子」と自称する山本“KID”徳郁の試合は、圧倒的な格闘センスを見せ付けてシドニー五輪レスリング代表の宮田和幸を、跳び膝蹴り1発でKOしましたね。さすが、ミドル級王者の貫禄というべきか……宮田選手も本来の実力を見せる暇もなく、何が起こったのかわからないままにダウンしたと思いますが、こういう試合センスも実力の一部ですから仕方ない。
さて、「浪速の弁慶」と異名を取る亀田家の二男・亀田大毅の試合は、兄弟随一のハードパンチャーで知られる亀田大毅がワンサイドで試合を進め、強烈なアバラを叩き折るようなボディでキティポップ・サンディジム(タイ)をマットに沈めました。キティポップ・サンディジムは、過去6勝4敗1分けの選手だそうですが、パンチ力やフットワーク、コンビネーションなど全ての面で大毅との間に実力差があり過ぎて、あまり見応えのある試合ではなかったですね。
大毅は、試合後にハウンドドッグの「ff」を歌ってましたが、ボクサーが試合後に歌を歌うことの是非はともかく、パフォーマンスはもっと強い相手に勝った時のためにとっておかないと後でやる事がなくなるのではないかと思います……まだまだ世界王者への道は、兄に比べると遠いですが、今回のプロ3戦目は、1回1分31秒のKO勝ち、戦績は3勝(2KO)となっています。
世界前哨戦と銘打たれた「浪速の闘拳」こと亀田家の長男・亀田興毅(19)は、ニカラグアのカルロス・ファハルド(25)という選手と戦ったのですが、こちらもフットワークのスピード、パンチのパワー、ディフェンスの技術などかなり実力の差がありました。終始試合をリードする亀田興毅が、一方的な連打で猛攻に転じた2回にレフェリー・ストップがかかって試合終了。二回1分28秒でTKO勝ちですから、試合内容としては申し分のないものだったと思います。
ただ、世界前哨戦にするには少し相手の実力が低すぎて、練習相手とスパーリングをしたくらいの手ごたえしか感じられなかったのではないでしょうか。今回のファハルドと次に戦う世界チャンピオンとの格の違いがありすぎた場合に、うまく対応して捌いていけるのか不安材料が残りますね。今回のファハルドはWBC31位で亀田興毅は4位でしたから、負ける恐れの殆どない格下の相手に圧勝させることで世界戦への自信を強めてやりたいとするセコンド陣の意図もあるのでしょうが、これが吉と出るかどうか……。亀田は03年12月のプロデビュー以来、11戦11勝(10KO)で圧倒的な戦績を誇っていますが、世界戦でどんな戦いを見せてくれるか勝つにせよ負けるにせよ楽しみですね。
PRIDEの試合のほうが、見応えのある面白い試合が多かったのですが、特に印象に残っている試合は、イノキイズムから脱却した藤田和之が大きな体格差の不利をはねのけてジェームス・トンプソンをパンチでKOした試合ですね。
戦うフリーター「所」は、不用意にタックルに行こうとしてブラックマンバの膝蹴り一発で瞬殺されてしまいました。今回は運の悪さもあって何も出来ずに負けてしまいましたが、寝技のポテンシャルはグレイシー柔術と対等なレベルにあると思うので、所にはもう一度再起を果たしてほしいです。
プロレスラーとしては非常に有名なジョシュ・バーネットの試合をまともに見たのは初めてでしたが、アレキサンダー・フョードルからグラウンドでタップ(ギブアップ)を取っていてかなり強い選手ですね。
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