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2006.06.0808:06

世界でも複数の死亡事故を起こしていたシンドラー社製エレベータの問題点!世界第二位のシェアを持つ会社の安全検査基準は何故機能しなかったのか?

東京都港区のマンションで、高校2年生の市川大輔(ひろすけ)君(16)が死亡した事故で、東京都江東区にあるシンドラーエレベータ社が業務上過失致死の容疑で警視庁の捜索を受けているようです。このシンドラー社というのは世界第二位のエレベータ販売数を誇っている会社で、スイスに本社を置いているそうですが日本でのエレベータ販売シェアは約1%ということです。1%というと大したことないようにも思えますが、日本で年間何百万台の規模で販売されるエレベータの中の1%ですから、決して少なくはない販売台数になります。

エレベータ販売と保守の世界シェア第二位の会社ですから世界でのエレベータ設置と保守の実績は相当なものがあるはずですが……日本で設置したシンドラー社製のエレベータには、あまりにも故障や不具合の報告が多過ぎますね。エレベータの箱やケーブル、ブレーキといったハード面の不良なのか、それともエレベータを動かすコンピュータ・プログラムのミスやバグなのか、何が原因なのか気になります。

シンドラー社製エレベータは、年間6,000台程度の規模で販売設置されているというような話をテレビ放送で見ましたが、このエレベータは、民間のマンションだけでなく市営住宅や大学機関など公共施設のエレベータにも多く使われているようです。先ほど世界では安全性と信頼性に関する実績があるのではないかという推測をしましたが、新聞を読んでいるとシンドラー社製エレベータによる事故は世界でもかなりの数が起きているとのことで驚かされました……。

エレベーター事故:海外でも死亡事故続発 シンドラー社製

東京都のマンションで男子高校生がエレベーターに挟まれ死亡した事故に関連し、同じ「シンドラーエレベータ」社製のエレベーターが原因とみられる事故が海外でも相次いでいたことが7日、分かった。

香港では02年1月、男児(当時11歳)が自宅マンションのエレベーターに乗り込もうとした際、扉が開いたままエレベーターが上昇。男児はエレベーターの床と出入り口の天井の間に挟まれ、病院で翌日死亡した。

地元紙は当時、このエレベーターで「以前からたびたび故障があった」とする地元住民の話を引用。経費削減のためシンドラー社が補修を怠った可能性を指摘した。

この引用部分で挙げた香港のエレベータ死亡事故も、東京の高校生の死亡事故と殆ど同じ状況で起きているんですね。普通、エレベータの作動を制御するソフト(プログラム)は、エレベータの扉が開いている状態では、絶対に昇降運動をしないように設計しなければならないはずなのに、何故、エレベータの扉が全開の状態で勝手に上昇したのかというのが事故の原因究明のポイントになってくると思います。

しかし、もし仮に、シンドラー社が経費削減や保守の手抜きといったあからさまな落ち度によってこういったエレベータ事故を続発させていたのであれば、業務上過失致死の刑事責任が重く科せられる可能性が出てきます。日本だけでなく、世界各地で『たびたび故障があり、エレベータの挙動に異常が見られた』という苦情が住民や関係者が出ているのであれば、初期不良の常態化やソフトとハードの設計段階でのミスが心配になってきますね。

こういったエレベータやエスカレータといった建造物内部で頻繁に使う機械の故障や不具合による事故の場合、製造販売を請け負う「エレベータ会社」とマンションの保守管理を請け負う「管理会社」の責任関係とその比重はどうなるのでしょうか。管理会社は何度かエレベータの調整業務を行っていたようですが、そういった調整はシンドラー社に直接技術的(コンピュータ関連)な点検を依頼しないでも出来るものなんですかね?

今回のマンションで起きたエレベータ事故では、ブレーキ系統の制御が完全に効かなくなっていて、市川大輔さんの身体を挟まれている場所から外した瞬間に、エレベータは加速度的に上昇を続け機械室のある天上部分に激突したと報告されています。エレベータを吊り下げるワイヤーも数本切れていたようで、単純な調整ミスでは説明のつかない何か致命的な設計上のミスか昇降運動のプログラムのバグがあったと考えるのが妥当なような気がします。

少し前にあった耐震強度偽装事件だけでなく、信じられないようなエレベータ事故が起こって、マンションの安全性や信頼性に大きな疑惑が起きている感じですね。まさか日常生活で毎日乗っているエレベータでこんな事故が起きるとは……という感じですが、エレベータの故障や異常に気をつけながら乗るといっても限度がありますから未然に予防するのも難しいでしょうね。

シンドラー社幹部は、『世界でシンドラーの製品を毎日、7億5000万人の人が利用しています。シンドラーの製品は業界の高い基準で設計されています』というケン・スミス社長の日本語のコメントを読み上げたそうですが、どんなに多くの人が利用していても今回の事故の責任や予期とは無関係だと思います。

また、業界の高い安全基準や検査項目を満たしていても、こういった事故を防げないのであれば、エレベータ販売や保守の業務を行う企業としての責任や自覚が問われることは避けられないでしょうね。不具合や故障の報告が明らかに統計的水準を越えて多かったように報道されていますが、それに対して何故、効果的で迅速な対応をしなかったのか対応の遅さが惜しまれます。

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