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2006.06.1601:43

『自社の販売チャネルで売れない商品(書籍・CD)』をAmazonのサイトやアフィリエイトで売ることができる画期的な新サービス『Amazon e託販売サービス』!

『インターネットで買い物』というと、即座に頭の中に思い浮かぶのがEC(イーコマース)最大手のAmazon.co.jpと楽天ですが、アマゾン(amazon)が「Amazon e託販売サービス」という画期的な面白いサービスを発表したようです。アマゾンといえば、膨大なアイテムを準備した豊富な品揃えのネットショップですが、サイト(ブログ)運営者と契約するアフィリエイトサービス「アソシエイト・プログラム」でも大きな収益を上げていますね。

「Amazon e託販売サービス」というのは、自分の会社や事業で取り扱っている商品をアマゾンのECサイトで販売することが出来るという今までにない斬新なサービスですね。つまり、個人が自費出版した本(ISBN取得が条件ですが)をアマゾンで販売したい場合だとか、出版社が売上があまり上がらない書籍をアマゾンで売りたい場合だとか、レコード会社が自社で取り扱っている音楽CDを販売したい時だとか、そういう場合にアマゾンに販売を委託できるサービスというわけですね。

自社や個人事業で新たに商品を販売するECサイトを開設したとしても、なかなか大勢の閲覧者を集客することが出来ませんから、アマゾンのように知名度と信頼性のあるECサイトで商品を委託販売して貰うという販売戦略は意外と賢明な選択になるかもしれません。自社の商品をAmazonの物流センターで保管して貰うことが出来て、注文があれば24時間以内に発送してくれるということで、自社で受注と発送の手間がかからないのもコスト削減につながります(^^)

伸ばせロングテール Amazon、本やCDの委託販売サービス開始

委託販売に参加する条件は(1)日本国内の事業体か20歳以上の個人、(2)登録する商品の販売権を持っている、(3)登録する商品がISBNかJANコードを取得し、印刷・貼り付けされていること──など。

当初の対象は書籍、CD、DVD、ビデオゲーム、ソフトウェア。委託商品数の制限はないが、委託する個数はAmazonが需要予測に基づいて決め、委託者に「納入依頼」する形となる。委託期間は無期限。納入すると、他の商品と同様に在庫として扱われ、Amazon.co.jp上で検索・購入できるようになる。基本的には24時間以内発送の対象商品となる。

商品が販売されると、販売価格の60%を委託者の銀行口座に翌々月までに振り込む。つまり1000円の商品なら600円が支払われ、400円をAmazonが徴収する手数料分となる。また年会費として9000円が必要(8月31日まではキャンペーンとして無料)。

Amazonのビジネスモデルは、多種多様な消費者の需要と欲求に応えられる豊富なラインナップを用意するというロングテールにありますから、この「Amazon e託販売サービス」によってそのビジネスモデルの基盤がより一層強固なものになりますね。販売する商品のアイテム数を拡大していくことでCS(顧客満足度)を向上させたいという狙いを持ってこの委託販売サービスを開始するということであり、どれだけ多くの企業や個人がこのサービスを利用するのかがポイントになってきそうです。

出版社や事業者にとっては自分自身の持っている販売チャネルでは売ることが難しい商品を、Amazonの強力な販売システム(信頼性の高いECサイト・膨大な参加者のいるアフィリエイト)を使って売り込むことが出来るので大きなメリットがあります。

しかし、アマゾンが徴収する販売手数料は販売価格の40%ですから、その手数料のパーセンテージを高いと思うかどうかによってこのサービスを利用する人としない人が分かれてくるでしょうね。まぁ、全く自力で売ることが出来ない商品であれば、販売価格の60%の収入でもアマゾンを利用したほうが効率的に売上を上げられると思いますけどね。

ついでですから、アマゾンのアソシエイトについての説明とウェブ上のビジネス戦略であるロングテールの話も少ししておきたいと思います。「Amazon.co.jp アソシエイト・プログラム」は、インターネットでアフィリエイトをしている人ならば誰でも知っているサービスですね。アマゾンの全ての商品にリンクを貼って販売することができ、商品が自分のサイト経由で売れれば、何%かの成果報酬を受け取ることが出来ます。

自分のブログ・サイトで「書籍・電化製品・DVDなどアマゾンの商品」のレビューや感想を書いて成果報酬を得るベーシックなアフィリエイトですが、アマゾンのアフィリエイトは歴史と実績があるので、「報酬の支払いや顧客満足度」に対する信頼性が高いのが魅力となっています。

不特定多数のサイト運営者がさまざまな商品の感想や評価を書いて紹介してくれるので、「アマゾンが得るアフィリエイトによる宣伝活動の効果」は相当に大きなものがあります。確かに、このアソシエイト・プログラムを利用している一人一人の売上高は小さいのですが、塵も積もれば山となる論理によってインターネット全体でのアフィリエイトの売上は相当に大きなものとなります。

アマゾンのECビジネスの特徴を一言で表現すれば、店舗型の書店や量販店では取り扱っていないような売上の少ないマイナー商品を幅広く取り揃えていることです。「一つ一つの商品の売上数」は少ないが、「売れるアイテムの種類」が圧倒的に多いというこの現象を、売上高を示す棒グラフの形態から「ロングテール」という概念で言い表したりしますね。

売上数の多い「恐竜の頭」の部分は、何十万部という売上を誇る「ダ・ヴィンチ・コード」や「ハリーポッター」「東京タワー」といったベストセラー商品ですが、それに続いていく「恐竜の尾」は次第に売上数が少なくなってはいきますが無限に延々と続いていきます。仮に1冊しか売れない本が100万冊あれば、1冊1冊は人気のない本であっても合計すれば100万冊のベストセラー同等の売上高となります。実際の店舗を持たないので、店舗面積に拘束されずに在庫を多く持てるということですね。膨大なアイテム数をそろえることで多種多様な顧客のニーズに応えられる態勢を整えられるというのが、「ECサイト=ヴァーチャル・ショップ」の販売戦略の強みなのだと思います。

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テーマ : Amazonマーケットプレイス
ジャンル : ビジネス

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