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2006.06.1603:29

“ドリコム”の成長戦略キーワードは「SaaS・ソーシャルDB・ロングテール」!“はてな”が風力発電で全サーバを稼動するエコロジー経営を開始!

先ほどのアマゾンの新サービスに関する記事で、更なるロングテールを粘り強く追求していくアマゾンのビジネスモデルの経営戦略について見ましたが、2006年2月にIPO(新規株式公開)を実現して大きな資金調達に成功したドリコムも新たな成長戦略を掲げて頑張っているようですね。

ドリコムといえば、ドリコムブログのサービスが一般的なネットユーザには知られていますが、それ以外のビジネスとして法人向けのCMS(ブログ)を使ったソリューションサービスも提供しています。インターネット上で簡単にコンテンツを作成して編集し管理できるCMS(Contents Management System)のソリューションサービスを展開している会社としてはドリコムは老舗といえば老舗なんですね。

東京証券取引所マザーズ市場に新規上場したドリコム株はなかなかの高値で推移していると思いますが、株式市場から調達した資金をどのように事業や投資に生かしていくのかというのはなかなか難しい問題です。実際問題として、ブログやCMSの開発・販売のビジネスだけでは、巨額の資金を十分に活用するのは難しいと考えられますから、今後のドリコムの成長戦略の中には新規ビジネスの開拓や既存ビジネス・IT技術の発展拡大が含まれているのでしょう。

代表取締役の内藤裕紀氏は、WEB2.0と呼ばれるインターネットの現在の風潮をうまく利用したビジネス展開を考えているようで、ドリコムの戦略的キーワードとして『SaaS』『ソーシャル・データベース』『ロングテール』が上げられています。ロングテールは、アマゾンのビジネスモデルとしてお馴染みのもので、小さな需要やニーズを拾い上げるサービスを提供することで蓄積的な大きな利益を求めるということです。ドリコムの場合にはグーグル・アドセンスのような宣伝広告ビジネスのロングテールを意識しているようです。

「Software as a Service」(SaaS)という概念は初めて聞きましたが、これは、今までデスクトップのPCにインストールしていたソフトウェアが、インターネットの中で利用するウェブサービスへと移行している現象を指しています。この大きな流れを主導しているのがWEB2.0の象徴的企業であるGoogleで、「Gmailサービス」は今までデスクトップで使っていた「Outlook Express」などのメーラーに取って代わろうとしています。

「Google Calender」とか「Google Spreadsheet」とかいうウェブサービスも、マイクロソフトのソフトウェアビジネスを脅かすものと見られていますが、マイクロソフトもウェブサービスの経営戦略的な重要性に気づいて「Windows Live」というサービスを急ピッチで開発しています。SaaSというのは全てのサービスをインターネットの中だけで実現できるようにしていこうという大きなITビジネス全体の流れであり、この潮流によって、将来的には既存ビジネスの「マイクロソフト Office」などパッケージソフト販売の売上が大きく低迷する可能性があります。

ドリコムの見る戦略的キーワードは「SaaS」「ソーシャルDB」「ロングテール」

次に内藤氏が説明したのは、ソーシャルデータベースについてだ。「今までデータベースといえば、閉じられた世界で構築されていた。それが、今ではデータベースは公開されたものとなり、皆で作り上げていくものになりつつある」と内藤氏。同氏はその一例として、ブックマーク共有サービスの del.icio.usや、写真共有サービスのFlickr、動画共有サービスのYouTube、辞書を共同で構築するWikipediaなどを例に挙げた。

「インターネット上の不特定多数のユーザーからデータを集めることで、データベースが構築できる。データを集めるための仕組みさえ提供すれば、立派なデータベースができあがるのだ」(内藤氏)

そのデータベースの仕組み、つまりCGM(Consumer Generated Media)を作るための方法として、内藤氏は「ポスト」「クリップ」「クロール」の3つの方法があるとした。ユーザーに写真や動画、辞書のコンテンツをポスト(投稿)してもらい、ニュースやブログの気に入った部分をクリップしてもらい、Googleなどの検索ロボットにクロールしてもらう、という仕組みだ。

ソーシャルDB(データベース)の概念は、今までWEB2.0のキーワードとして上げられることの多かった「Wisdom of Crowd(群集の叡智)」や「CGM(消費者が創造する自発的メディア・コンテンツ)」の概念とオーバーラップしていて興味深いですね。今後のドリコムが、WEBの先進的な流れを創り上げる企業としてどういった成長や発展を遂げていくのかに注目していきたいと思います。「はてなダイアリー」を提供している株式会社はてなも独創的で面白い企業だけど、ドリコムもまたはてなとは違う路線の魅力を持った企業で、はてなと比べると法人向けサービスに秀でている印象がありますね。WEB2.0的という意味では、はてなのほうがそれっぽくはありますが。

その「はてな」は、エコロジー路線の経営方針を立てているようで、会社で使用している全サーバの電力を風力発電で賄う「グリーン電力化のプロジェクト」への参加を始めたようですね。アメリカでもIT関連企業はエコロジー志向を鮮明にしていて、環境保護プロジェクトや自然保護活動に積極的に参加することが企業のステイタスになる部分があるようです。Googleはハイブリッド車のトヨタ・プリウスを大量に購入していたりしますし、マイクロソフトもサーバの電力を太陽光発電で賄ったりしているようですね。

環境保護型の地球に優しい経営を他者に先駆けて始めた「はてな」の経営判断もなかなか面白いなと思いますし、企業のブランドイメージの問題だけでなく地球環境をみんなで協力して守ろうとする意識と行動は大切ですよね。はてなの近藤淳也社長の以下の言葉も身につまされるものがあります。

風で動くインターネットサービス「はてな」、全サーバーの電力を風力発電で

はてなの運営する Web サイトは、登録者数42万人、月間ページビュー数・5億 PV にのぼり、サイト運用のために稼動するサーバーは250台(2006年6月現在)にも及ぶという。

代表の近藤淳也氏は「大規模な Web サイトの運営には日々膨大な電力が必要となり、そのために地球環境を犠牲にしてしまっていることもまた事実。『インターネットサービスで人々の生活を豊かにしたい』というはてなの理念を実現するためには、こうした現実にも目を向ける必要があると考え、グリーン電力証書の仕組みに注目した」と述べる。

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