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2006.06.2907:10

mixiのページビューと利用時間数が、Yahoo!と楽天に次いで第三位に!Blogユーザを襲うmixi(SNS)のコミュニケーションの誘惑?!

最近、インターネット全体に公開されているBlogやウェブサイト(ホームページ)よりも、会員制でパスワード制限されたSNS(mixiやGree)で積極的に活動しコンテンツを更新している人が多い。mixiの会員数も400万人を大きく越えたという記事が出ていて、一日のページビューは1億以上もあるという。ネットレイティングスの調査によると、SNSサイトで最も大きな人気を得ているmixiは、Yahoo!楽天市場に次ぐ「総利用時間のシェアと月間ページビュー数」を持っていて、日本三位の巨大サイトへと成長しているようだ。

ユーザの増加数やページビューの上昇率という意味での勢いは最近やや鈍化しているものの、500万人に迫る会員数を抱えていて、その過半数の人がアクティブに利用している状況が持続しているというのはやはり凄い人気だと思う。ただ、インターネットビジネスとしてmixiを見た場合に、収益面でmixiが十分な営業利益を上げているかどうかというのは微妙ではないだろうか。mixiを利用したビジネスモデルというものがまだ完全に確立しきっているわけではないが、現在までのmixiユーザの動きを見ていると、「有料のプレミアム会員」と「トップやサイドバーの宣伝広告ビジネス」以外に顧客からお金を集めるシステムが出てきそうにないのが将来に向けた不安材料ではある。

WEB2.0をビジネス的観点から見た場合に難しいのは、集めた顧客(サービス利用者)にどうやってお金を使って貰うかという点であり、サービス利用者だけが飛躍的に増えても一円もお金が動かなければサーバ維持費や技術開発費といったコストを下支えすることが出来なくなる。株式市場から資金調達して一時的に大金を手に入れても、継続的な黒字を出せるビジネスモデルを構築しなければ資金が枯渇してゲームオーバーになる恐れもあるのである。ただ、mixiの利用者が数千万人とかいうレベルに達すれば、その媒体価値がマスメディアに匹敵するものになるので、広告出稿者が支払う単価がかなり大きくなってmixiの営業利益を増加させる可能性はあると思う。

インターネットで商品を販売するECサイトというのも実際に運営するとそれほど儲からないことが多いが、インターネットではAmazonや楽天など少数の例外を除いてモノを売って稼ぐというモデルを継続的に維持するのは結構難しい。だから、mixiも会員数が増えたからといってAmazonなどECとの提携以上の物販には手を出さないほうが無難な気もするが、主婦とかの層が厚くなってくると色々な家庭向け製品とかを売りたい欲求が出てこないわけでもないでしょうね……。

「mixi」のサイト利用時間とページビューが急上昇~ネットレイティングス調査

ネットレイティングスの2006年5月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果によれば、Webサイト別の総利用時間のシェアはYahoo! JAPANが16.3%でトップ。次に楽天市場2.1%、mixi1.9%、2ちゃんねる1.2%が並ぶ。また、1人当たりの月間平均利用時間では、 mixiが4時間28分となりYahoo! JAPANよりも1時間以上多い結果になるという。

一方、家庭からのアクセスにおける総ページビュー数のシェアでみるとYahoo! JAPANが25.4%を占め、楽天市場3.0%、mixi2.5%と続く。

何故、インターネットでコンテンツを自由に検索することが可能なBlog、ウェブサイトよりも、検索不可能なクローズドなSNS(mixi)を好む人が増えてきたのだろうか。

オープンな空間よりクローズドな空間を嗜好する理由を考えてみると、『オープンなインターネットで不特定多数にコンテンツを公開するよりも、クローズドなmixiでマイミク(仲の良い信頼できる人たち)だけにコンテンツを公開するほうが、否定・批判・反論を受けるリスクが減るから』ということや『友達の足跡が残るmixiのほうが、自分の書いた他愛のない日記やメモにも反応(レス)が返ってきて更新意欲が持続できるから』ということがあるだろう。

クローズドなmixiを好むユーザの活発な行動を支えているのは『マイミクとの人間関係とコミュニケーション』であり、オープンなBlogを好むユーザの更新意欲を支えているのは『検索エンジンを介在して、不特定多数の人から閲覧されるチャンスに開かれていること』ではないかと思う。もちろん、Blogでも人間関係の拡大や活発なコミュニケーションが楽しくて更新している人もいると思うし、黙々と自分の興味のある分野や知識をまとめて記録(ログ)を残していくだけで楽しいという人もいるだろうけど、mixiとBlogの最大の違いは『人と人とのつながりを求めるmixi』と『情報の発信や検索可能性を重視するBlog』の違いに行き着くんじゃないかなと思う。

ただ、mixiの場合には、絶えずマイミクの視線やレスを気にしなければならないという側面があるから、マイミクが全く興味を持たないようなコンテンツを日記で作成し続けることが難しいし、マイミクの大半が無関心なコンテンツを書いてもマイミク以外の人から閲覧される可能性が極めて低いのが悲しいところではある。クローズドなmixiでは、インターネットのように『ストックされたコンテンツ』に検索エンジンの検索キーワードからアクセスするという経路が存在しないからだ。特定の相手とのコミュニケーションを煩わしく思う人や自分の興味がある事柄を淡々と書き綴りたいという人には、mixiよりもBlogのほうが向いているかもしれない。

そうはいうものの、大半の人は『特別に書き残したいという情報・知識・考察』よりも『他人に聞いてもらって返事をして貰いたいという些細な内容・日記・おしゃべり』のほうが多いでしょうから、やはり『人とつながる面白さやコミュニケーションの活性化』を重視するmixiに大勢の人が流れていくのだろうと思います。他者とのレスの応酬というかチャット的なノリの短い単語のやり取りというか、そういった口語的なコミュニケーションが好きな人には、mixiの空間のほうが更新する意欲やおしゃべりする欲求が生まれてきやすいでしょうね!

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テーマ : mixi
ジャンル : コンピュータ

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