WEB2.0の概念を象徴するIT企業「株式会社はてな」がシリコンバレーに子会社設立!ボーダフォンのメールアドレスが「softbank.ne.jp」に!
■株式会社はてなが、アメリカのシリコンバレーで子会社を設立!
日本でWEB2.0を牽引する企業として注目されることの多かった「株式会社はてな」が、アメリカのカリフォルニア州ロスアルトス市に100%の子会社となる「Hatena Inc.」を設立するというニュースが流れましたね。はてなといえば、ブログを書いている社長の近藤淳也さんも有名ですが、社外取締役に「ウェブ進化論」のベストセラーをヒットさせたは、梅田望夫さんもいますね。
梅田望夫さんはアメリカ・シリコンバレーで経営コンサルタント業を成功させて、日本でIT業界やインターネットの動静の啓蒙的な役割を果たしている人です。そういった経緯もはてなの「シリコンバレーへの進出」を後押ししたのではないかと思いますが、はてなにはアメリカでも是非頑張って欲しいと思います。それにしても、インターネットの新興ベンチャー企業の成長率やIT業界のビジネスに対する旺盛な意欲には驚かされることが多く、先進的な技術や最新のフィールドに力強く臆せずに進んでいく姿勢は見習いたいです。
はてなの魅力といえば、何といっても、ネットユーザが参加して創造的なコンテンツを次々と生み出していくというWEB2.0的な「CGM(Consumer Generated Media)」の要素だと思いますが、このCGMの消費者が作り出す「はてなワールドの魅力」をアメリカ人や諸外国の人々に伝えていけるかどうかがビジネスの成否の分かれ目になると思います。
はてな、シリコンバレーに子会社を設立はてなは7月14日、米国カリフォルニア州ロスアルトス市に100%子会社となるHatena Inc.を設立すると発表した。はてな代表取締役の近藤淳也氏が子会社の代表を兼任する。
当初は、日本法人から近藤氏を含め3名が渡米し、現地での事業立ち上げに注力する。近藤氏は「将来的には現地で人を採用したい」としているが、採用の時期や目標とする規模は現時点では未定だ。
最初に手がける事業が何かについては、まだはっきり決まっていないと近藤氏は言うが、「現在のサービスの国際化および新規サービスの開発などを含め、1年以内には何らかの成果を出したい」としている。
はてなのサイトで提供されている無料サービスの原点は、ユーザの疑問や質問に有料で丁寧に答えてあげるという「人力検索はてな」でした。人力検索のサービスに類似したQ&Aのサービスは、gooやLivedoorなんかでも提供されているようですが、適切な役に立つ答えを返してくれた回答者により多くのはてなポイントを与えるという「有料制システム」が成功のポイントだったと思います。無責任でいい加減な回答をしてきた人にはポイントをあまり与えず、責任ある適切で妥当な回答をしてくれた人に高いポイントを与えるというQ&Aサービスである「人力検索」では、報酬と罰則で行動が引き起こされるという「オペラント条件付け」が働きます。その結果、優秀な回答者が質問に答える頻度が高くなり、モチベーションが高くなりやすいというわけですね。
今では、ブログサービスとほぼ同じ機能でを提供している「はてなダイアリー」や好きなブログの更新を即座に知る事のできる「はてなアンテナ」、日本で最も利用者が多いといわれるソーシャル・ブックマーク(SBM)サービスの「はてなブックマーク」などがはてなで高い人気と支持を得ているようです。
まだ、今まで一度もはてなを利用したことがない人で、ブログをしてみようかなと思っている人がいたら、手始めに「はてなダイアリー」を利用してみるといいかもしれません。はてなダイアリーは、コンテンツの編集画面とダイアリーのインターフェイス(デザインとシステム)は独特ですが、キーワードリンクやID制のシステムがあるので、記事を書くと誰かにブログを見てもらえる可能性が高いという利点がありますよ。
RSSリーダの「はてなRSS」もあるので、他のサービス企業のRSSと比較してみてもいいですね。僕はRSSリーダでは、ライブドアのRSSリーダの機能が充実していて使いやすいと感じるのですが、はてなのRSSもシンプルなインターフェイスで使い慣れてくると手放せない愛着が湧いてくる作りになっています。現在のはてな登録者は43万人で、2006年1月の訪問者数は779万人にもなるそうで、新興IT企業として利用者とページビューを順調に増加させているようです。今回のアメリカ進出の刺激によって、はてなが更に魅力的で画期的なサービスを創造していくことが出来ればいいなと思います。
■VODAFONEからソフトバンクへの社名変更でメールアドレスも新ドメインへ
携帯電話キャリアのボーダフォンが孫正義率いるソフトバンクグループにM&Aされましたが、10月1日の「ソフトバンク」への社名変更に従って、メールアドレスのドメインが「vodafone.ne.jp」から「softbank.ne.jp」に変更されるようです。ただし、今までに設定したメルアドのまま使い続けるのであれば、ドメインのほうも「vodafone.ne..jp」のままでメールできるそうなのでメルアドを友達に教えなおすのが面倒な人はメルアドを変えなければ大丈夫なようですよ。
メルアドを変更すれば、自動的にドメインは「softbank.ne.jp」になってしまうということですが、社名がソフトバンクに変わるのでそれに合わせてドメインを変えたほうが気分的にもすっきりするかもしれません。また、6月29日より「オリジナルメール設定」の画面で、メールアドレスを変更をした場合には、60日以内であれば「1つ前のメールアドレス」に戻せる機能が提供されていますので、変更した後に気にいらなければまた「vodafone.ne.jp」のほうに戻すこともできます。
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