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2006.07.2512:19

秋田県児童殺害事件を取り上げるマスメディアの加熱報道の問題。畠山鈴香容疑者に、簡易精神鑑定が実施。

秋田県の男児殺害事件で、畠山鈴香容疑者(33)が逮捕されてだいぶ時間が経ちましたが、自分の娘である畠山彩香ちゃん(9)を手に掛けたことを自供したこともあってまだメディア・スクラム(過剰報道)の熱狂が冷め止んでいないという状況ですね。一番精神的な苦痛が大きいのは、被害者となった米山豪憲くんのご両親だとは思いますが、テレビや雑誌といったマスメディアの報道姿勢が、犯罪被害者の人権擁護や心理的ケアの方向よりも視聴率重視のセンセーショナルな方向にむいているのは残念なことだと思います。

逮捕された畠山鈴香容疑者が、報道陣の質問に憤慨してカメラを叩いている映像や事件の状況を悲しそうに語っている映像が毎日のように流されるだけでなく、事件と直接関係ない彼女の仕事歴や学生時代の評判などを執拗に調査して報道しているのも余り見ていていい気分ではないですね。彼女の情緒不安定な激昂しやすい性格とか平然と嘘をつける病的な虚言癖を示す映像証拠みたいなものとして、頻繁に用い続けていたのだと思いますが、新しい報道内容や捜査の進展があるわけでもないのに何十分も時間枠を取るのは異常な過熱報道だったようにも思います。

事件事故・ニュースの報道時間のバランスをもう少し考えないと、「話題性・新規性・衝撃性のあるニュースばかりに世論の関心が誘導される」という恐れもありますし、「世界・社会・地域で起きている事実としてのニュースを素早く正確に伝達するというジャーナリズムの基本」が最近疎かにされすぎていて「ショーや演劇としてのニュース」に僕たちも慣らされている感じがありますね。

秋田県の事件にしても、畠山鈴香容疑者の生育歴や性格特性を知ることも大切かもしれませんが、事件の内容と経過を主観的臆測を交えずに報道するというニュース本来の役割の見直しも大切ではないかと思います。

逮捕直前の鈴香容疑者は冷静を失って感情的になっていましたが、あまりに平然と作り話の嘘を語ることや犯罪に対する罪悪感や逡巡が殆どないことなどから、精神医学や犯罪心理学の一部の専門家などから鈴香容疑者の精神状態に関して何らかの人格障害のような問題があるのではないかと指摘されていました。逮捕後にも、証言が二転三転したり、衝動的な犯行について不可解な動機を話したりしていたようで、秋田地検が鈴香容疑者の簡易精神鑑定を行うことを決定したようです。

畠山被告、簡易精神鑑定へ…秋田地検

秋田県藤里町の小学4年畠山彩香さん(当時9歳)殺害事件で、殺人容疑で再逮捕された母親の無職畠山鈴香被告(33)について、秋田地検は簡易精神鑑定を行う方針を固めた。

激しい感情の起伏などがうかがえることから、鑑定により犯行時の精神状態を調べ、小学1年米山豪憲君(同7歳)殺害事件を含め責任能力を確認する。

鈴香容疑者はこれから簡易精神鑑定を受けるようですが、テレビに出演する心理学専門家が語っていた演技性人格障害や自己愛人格障害は、刑法で心神喪失や心神耗弱による刑の減免が認められる精神疾患ではないので鑑定したとしても量刑自体への影響は比較的少ないのではないかと思います。興味本位で過去の生い立ちを暴き立てることの倫理的問題もさることながら、鈴香容疑者を見ていると返す返すも環境と人間関係に恵まれていない人生が彼女の人格や価値観に与えた影響は相当に大きいだろうなと感じます。

そういった主観的なシンパシーと法的な刑罰は切り離して考えるべきですし、被害者の心情や苦衷を考えると加害者の劣悪な環境にばかり思いやりを向けるわけにはいかないのですが……豪憲くんの事件に関しては秋田県警の初動捜査のずさんさが一番の問題だと思いますし、彩香ちゃんの事件については、素直な可愛らしい子どもに育った彩香ちゃんの存在が鈴香容疑者の心に良い方向での変化を起こせなかったことが非常に悲しいし残念です。

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