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2007.01.1221:09

勉強が無意味になる「学歴ノーリターン社会」はやってくるのか?2007年の大学生・就職先人気企業ランキング!

先日、J-CASTニュースで、中野雅至氏へのインタビューを元にした『「学歴は儲からない」 だから誰も勉強しなくなる』という記事と『学歴の価値暴落 東大卒「割に合わない」』という記事を読みましたが、僕自身の経験と周囲の状況からいくと、『学歴はないよりもあったほうが儲けられる可能性』が高いし、何より毎月の所得がそれほど大きくなくても一般社員としては高い水準の給与・賞与が得られます。

また、中野氏が言うように、中央官庁の官僚や一部上場企業の社員以上の所得(月100万円以上の所得)を得るための才能は学業成績とは無縁なことが多いですが、中央官僚や大企業の正社員になることが「割に合わない」というほど悲惨な情況だという認識はちょっと偏った見方ですね。仮に月数百万レベルの所得を得られるスモールビジネスや株式会社の起業に成功しても、生涯賃金ベースで考えると、官僚や大企業社員に比べて必ずしも有利ではありません。スモールビジネスや会社設立には、最悪、会社(個人事業)の倒産のリスクがあり、つぶれた場合に潰しが効きにくいという不安があります。つまり、事業が成功している期間は高給取りでも、有利な転職を可能にする継続的な職業キャリアとしては認められにくいということです。

何より、生涯にわたってある程度豊かに安定した経済生活を営めるという『精神的・経済的な安心感』というのは、短期間だけ大きな稼ぎを得られれば良いという『不安定なギャンブル精神』と対極にあるものであり、特別な起業やビジネスの才能・センスがない限りは、大抵の人は公務員かサラリーマンを選ぶものです。東大や京大をはじめとする上位国立大学に入学したといっても、同期だけで東大には約2,000~3,000人の人間がいるわけで、それら全てが年収数千万円のレベルに達せる社会のほうが異常であり、平均して年収1,000万円程度の所得とある程度の社会的地位のレベルが維持されていればそれで十分に「割りに合う」と思います。

中野氏は日本の学歴の最高位である東大をベースにしていますが、世界的には東大は50位前後の評価を上下している「ありふれた一流大学」という認識がなされています。更に、海外留学が増えている現在の日本の大手企業や外資系(証券会社・製薬会社)などの社員では、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学など世界の一流校で学位や資格を得ている人材が増えています。そういったことを考えると、東大は特別に「過剰な教育投資をした人材」が集積する場所ではなくなっていますし、官僚や医学の世界にも世界の名門校を出た帰国子女などはざらにいますね。

仮に、もし東大卒業でも流暢な英会話が出来なければ、二流大学で英語がぺらぺらと話せる人材に、外資系のポスト争いで敗れる可能性が高いですし、コンピュータのエンジニアを目指すのであれば工学部に入学するだけでなく、業務に必要な資格や専門スキルを磨く必要があります。最近ニュースを賑わわせている夫婦間の殺人事件の被害者となってしまった男性も、中央大学卒で東大よりも偏差値は低いですが、(東大卒業者でも採用されないことの多いと思われる)モルガン・スタンレー証券という国際的な大手の証券会社に勤めていました。

要するに、入学して卒業さえすれば将来ずっと成功と昇給が約束されているというような「甘い学歴神話」は崩壊したといっていいですが、卒業後も学習と研鑽の努力を続けるのであればやはり元々の知能や理解・応用力が優れている高学歴者のほうが職業上のポテンシャルも高いと思われます。キャリアの将来計画とスキルの上昇志向をもって仕事に臨まなければいけないのは、高学歴者も低学歴者も変わらないでしょうし、今後も高学歴者が努力し続ければ「割りに合わない事態」はそうそうないでしょう。

ホリエモンとかプロスポーツ選手とか芸能人(ハリウッド俳優)とか成功した起業者とか、年収何億円、資産何百億円とかいう「特殊な成功者」と、東大やオックスフォードやMITを出ている一般労働者(サラリーマン・公務員・専門職)を比較すること自体がナンセンスなのであって、今後も、前者のような「ギャンブル的要素の強い破格の成功者」がいる一方で、後者の「平均所得以上の所得を得られるまあまあの成功者」も存在し続けると思います。

そもそも、現在の日本で、『お金儲けが全てだ』という価値観が中心的になっているという認識が間違っていると思いますし、フラット化する競争経済の中で通常の経済生活を送れないような貧困層が増えているというのが実情だと思います。しかし、高卒で一流の上場企業や外資系企業、中央官庁(霞ヶ関)に入れないように、今後も一流大学卒業者ならではの「有利な安定したキャリア」というのは残るでしょうし、安定したキャリアの中でまた、実績を上げられる人と上げられない人の格差が大きくなっていくのだと思います。

当たり前のことですが、テストで点数が取れて勉強ができるということだけでは、給与を上げる市場価値に結びつきませんから、物事を素早く理解・記憶して適切な判断が下せるという高学歴者の知的優位性を、何らかの市場価値に結び付けていかなければならないのです。勉強を教えるのが好きなのであれば、学校の教員や塾の講師でも十分にやりがいのある仕事ですし、人と関わるのが好きなのであれば、大手の証券会社でファンドマネージャをしたり大規模な商社で外渉の営業をするのも楽しいし立派なキャリアになると思います。

実際問題として、ブランドものの洋服や高級外車、最新家電などを買いまくり派手なライフスタイルを維持するのでもなければ、月に50万円程度の所得があってそれなりのボーナスがあれば、世間一般では十分に裕福な生活層に入ると思われます。それで老後も年金で保障されているのであれば、普通の高学歴者はそれで満足するでしょうし、自分が興味のある仕事や生きがいを感じる職務があってある程度余裕を持って生活できればいいんじゃないかなと思うのですが。月に何百万円とかいったレベルの所得が欲しいというような願望であれば、今も昔も学歴とは無関係でしょうし。起業や投資、コネ、運といった要素と絡んでくると思います。

学歴は割に合うか合わないかの感想には個人差があるでしょうし、国立大学卒業者でフリーターになっている人や無職の人も確かにいますが、今就職活動をしている学生達は、やはり現実的に自分のキャリア(就職先)を考えているようです。就職情報専門会社のダイヤモンド・ビッグアンドリードが、07年の大学生の就職先人気企業ランキングを発表したので、以下にそのランキングを挙げておきます。

商社が躍進 07年、大学生の就職先人気企業ランキング

■07年人気企業ランキング
(カッコ内は06年の順位。―はランク外)
【男子文系】
1(3)三菱商事
2(1)三井物産
3(2)三菱東京UFJ銀行
4(7)住友商事
5(12)伊藤忠商事
【男子理系】
1(1)日立製作所
2(2)松下電器産業
3(5)三井物産
4(12)東芝
5(6)三菱商事
【女子文系】
1(4)三菱東京UFJ銀行
2(3)全日本空輸
3(1)東京海上日動火災保険
4(5)みずほフィナンシャルグループ
5(13)三菱商事
【女子理系】
1(6)松下電器産業
2(3)日立製作所
3(―)カゴメ
4(2)サントリー
5(―)味の素

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テーマ : 労働問題
ジャンル : 政治・経済

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