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2007.01.2802:41

MNP序盤戦で“au”が一人勝ちした理由とは?価格破壊と新端末で追いすがる“ソフトバンク”と安定路線でサービス拡充を図る“NTTドコモ”

MNP(番号ポータビリティ制)の実施によって、NTTドコモは契約者数を大きく減らし、ソフトバンクモバイルも新規契約者数を伸ばせずユーザが減っている。結局、MNPの序盤戦では、KDDIのauが一人勝ちしている状況で、2006年4-12月期の営業利益では前年比22.7%増の3,161億円を上げていて、年間の営業利益は3,420億円にも達する見込みです。売上高でも、期初予想の通期売上高3兆2,930億円を上回る3兆3,300億円になる見込みということで、auはMNPを受けて大躍進した唯一のキャリアということになります。

KDDI、06年4-12月は営業利益22.7%増、MNP序盤戦は圧倒的な勝利

引き続き、KDDIのau携帯電話の強さが際立っている。同社は通期の業績予想を上方修正した主な理由として、以下の項目が当初の見込みより良い結果になりそうであることを挙げている。auのARPU(1契約あたりの月間平均収入)は6,580円が6,600円、au解約率1.39%が1.07%、移動通信事業(au+ツーカー)の累計契約数は2,744万が2,820万、2008年3月末でサービス終了するツーカーのauへの移行数は161万が 211万へと、それぞれ予想を上回る数字になる見通し。移動通信事業の売上高は同7.1%増の1兆9,760億円、営業利益は同12.5%増の3,359 億円、2006年12月末の累計シェアは28.7%(au27.2%、ツーカー1.5%)だが、4-12月の純増シェアは、73.3%に上る。

一方、固定通信事業は売上高が同23.1%増の5,364億円、営業損益は255億円の損失だが、前年同期と比べると赤字幅は183億円縮小した。直収電話サービスのメタルプラスは2006年12月末の累計開通回線数は261万に達し、音声収入も好転しているほか、東京電力光ファイバーサービスを事業統合したことなどが増収につながった。固定通信事業では、2005年度通期の営業損益が613億円の赤字、2006年度通期は同550億円の赤字となる見通しだが、同社では、2007年度には光ファイバー事業以外は黒字化すると見込んでいる。

今回の決算では、2006年 10月から始まったMNPの序盤戦の結果が現れているわけだが、ここでも大きな成果を上げている。auの純増数内訳を前年同期(2005年4-12月)と比較すると、全体では2005年度の86万7,000から2006年度の131万2,000へと、大きく伸びている。内訳を見ると、MNP以外の純増は 05年度は49万9,000で06年度が48万2,000、ツーカーからの移行は05年度が34万9,000で06年度が31万2,000となり、これらの部分はさして変わらない。しかし、06年度は、ここにMNPによる48万4,000が加わっている。MNPでは当然、他社に流出するユーザーもいるが、同社の場合、MNPによる増加は63万2,000であったのに対し、減少は14万8,000で、差し引き48万4,000の「黒字」となっている。

auだけが何故、一人勝ちしているのかを考えると、毎月の価格プランではNTTドコモやソフトバンクよりも特別安いわけではないので、『機種のラインナップの豊富さとデザイン・音楽プレイヤーとしての使い勝手の良さ(LISMO)・CMや口コミなどイメージ戦略の成功』などが最大の原因なのではないかと思われます。あとは、学生であれば他社にない『学割』も魅力だと思いますが、価格面だけを見ると、ソフトバンクのホワイトプランなんかも安いですから、毎月払う金額が安ければ安いほど良いという人はソフトバンクも選択肢に入るかもしれませんね。

僕は、パケホーダイを利用する場合に、NTTドコモのほうがauよりも安くなるので、ドコモのプランに魅力を感じますが、学割を使える人だとauのほうが安くなるから価格面でもauのほうが有利になりますね。携帯の端末のバリエーションに関しては、どのキャリアが有利とは一概に言えないと思いますが、auの端末は個性的でポップな感じのものが多く、若者に受けそうな機種が多いです。ソフトバンクの最新機種もカラーバリエーションが豊富で、ワンセグなどの機能が充実している端末が多いのですが、ソフトバンクとauの違いはブランドイメージの違いが一番大きいでしょうね。

NTTドコモの端末もデザインや薄さはそれほど悪くないと思いますが、ワンセグ機能がついた携帯を発売する時期が少し遅かったために、ワンセグでデジタル放送を見たいという層をつかまえることが出来なかったのは痛かったですね。Motorola社製の薄型携帯も確かに外観はシャープでかっこいいのですが。最新機能をすぐに追加してアピールするという経営感覚に関しては、孫正義社長は鋭いというか目ざといと思います。ソフトバンクを買う人は、やはりワンセグ機能付きの端末を買う人が圧倒的に多数のようですし、ワンセグ携帯に関してはソフトバンクのデザインセンスは結構良いのではないでしょうか。

野球に興味がない人だと、ソフトバンクは球団のイメージが強いから嫌だとか、Yahoo!の強引なADSLセールスの印象があるからちょっとという人もいますし……その意味では、ソフトバンクというブランドをそのままもってこずに、KDDIがauを作ったように独自のブランド名を考案したほうが良かったのかもしれません。あとソフトバンクへの不安として聞かれるのは、余りに安いプランを作りすぎて、利益率が下がり経営状態が悪くなるのではないかとか、通信インフラの増設が間に合わなくなってつながりにくくなるのではないかとかいう不安ですね。

いくらいい端末やサービス、機能、プランがあっても母胎となる会社の経営状態に不安があったり、つながりにくくなるリスクがあると思うと(それが客観的データ(財務諸表や通信インフラの充実度)に基づいたものでなくても)、慎重なユーザは動きにくいのかもしれません。ソフトバンクは、MNPの初めに広告戦略として打ち出した『通話料・メール0円』が誇大広告と見なされたのが大きなマイナスでしたが、出だしのつまづきを、ホワイトプラン(月額980円のシンプルなプラン)で取り返せるかどうかが見所です。

個人的には、ホワイトプランの次に出すプランで『(時間制限を撤廃した)本当の話し放題プラン』をSkypeか何かと連携して実現して欲しいと思います。SkypeのようなIP電話と連携した携帯電話は海外にはあるようで、それだと通話料は原則0円になります。ただ、利益率は落ちるので、そういった話し放題プランを日本のキャリアが取り込むのは相当に先の話でしょうね。少なくとも、今年以内に、本当の話し放題とパケホーダイをセットにして『5,000円以下』で出せれば、相当にシェアを伸ばせるのではないかと思います。ソフトバンクは通話料にこだわりすぎていますが、現在の携帯の利用シーンを見ると、モバイルでウェブにつなぎ放題というのもかなり重要な条件です。ここで、パケホーダイの価格を大きく引き下げてみるのも面白いのではないかと思うのですが、個人的には音声通話が多いのでドコモの通話料は高いなと感じます(少なくともタイプMに加入しないと、一日に数十分話すのも厳しいです)。

冷静になってソフトバンクの端末のデザインとカラー、機能だけを見てみると、他社よりも魅力的な端末が増えているのも事実なので、長期的な視点で見ればソフトバンクが契約者数を増やす可能性はあると思います。ソフトバンクモバイルの評価できる点は、契約プランにしても商品内容にしても、端末の分割払いなどにしても、『他社がやらなかったこと、できなかったことをやろうとする新進気鋭の気概』だと思うので、暫くは業績に直結しなくても頑張ってみて欲しいと思いますね。

僕自身は、ボーダフォンもソフトバンクも契約したことがないのですが、店舗で実物の端末を見てみるとちょっといいなと思える機種は増えています。特に、今度新しく出るNEC製の「706N」は、質感が高くてイルミネーションに斬新な趣向が凝らされているし、auのW52Tに相当する「911T」も薄型のストレートタイプの端末で面白いですね。一つ疑問に思ったのが、同じ東芝製なのにソフトバンクのほうが厚みが薄いこと……孫正義社長は薄さと高機能、ワンセグ、カラーの豊富さを売りにしていますが、同じメーカーなのにキャリアによって厚さが違うのはauとしては納得いかないのではないかとも思いますが。

更に、911Tでは音楽機能の強化と音楽を聴くためのヘッドセットに力が入れられていて、オークリー(OAKLEY)ブランドのサングラスとBluetoothヘッドホンが一体化した『O ROKR(オー・ロッカー)』と端末をセット販売するそうです。リンクを見てみると、孫社長は確かにMr.マリックみたいですが、若くて容姿が整っている人やファッションとのバランスを考えた人がかけると、結構シャープでおしゃれなデザインのサングラスだと思います。

auが独走してユーザを増やしている現状のMNPの勢力図ですが、2007年中にはどのような変化が生まれるのでしょうか?ドコモが今以上にユーザを大幅に増やすと、市場が独占されてサービスやプランの改善が停滞するので、auとソフトバンクが競り合う形で、3つ巴の市場競争を展開するのが消費者にとっては理想でしょうね。ソフトバンクのホワイトプラン(月額980円)のような画期的なプランをドコモやauにも打ち出して欲しいと思います。

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テーマ : au
ジャンル : 携帯電話・PHS

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