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2007.03.0420:49

出版不況の中、女子中高生に「ケータイ小説」が流行る理由!「Deep Love」「恋空」「クリアネス」などの相次ぐヒット!

10代や20代の若い人たちに小説や文学が読まれなくなり、出版業界全体の売上げは低迷しているが、携帯電話でアクセスして読む「ケータイ小説」の読者がうなぎ上りに急増しているようです。僕は、純文学から歴史小説、ミステリーまで何でも好きで、小銭が財布に入っているとついつい本屋で余計な買物をしてしまうのですが……最近の若者は、プロフェッショナルの作家が描く「完成された物語(ノンフィクション)」よりも、自分たちと同世代のアマチュアの作家が描く「感情移入できる身近な物語(日記風の小説)」を好むようです。

本を持ち歩かなくても携帯電話で気軽に読めるという「ケータイ小説」の人気に火をつけたのは、Yoshiが発表した「Deep Love」だといわれていますが、その文化的背景には、素人(アマチュア)の作家が作品を制作して皆に読んでもらう「同人誌文化」があるようです。ケータイ小説とはちょっと違う分野で流行しているものとしては、綺麗な容姿をもった男性と男性が愛し合う内容を漫画化した「BL(ボーイズラブ)」という分野も、若い女性の一部の間に流行しています。「テニスの王子様」「鋼の錬金術師」など美少年が出演する人気アニメの「BL版のパロディ」も多く作られています。こういった二次創作を中心とする同人誌文化は、昔は男性のオタクに流行っていたのですが、ネットの普及によって今は女性の間にも流行っていますね。

「自分たちと同じキモチ」 ケータイ小説 女子中高生に超人気

これだけ見ると、ケータイ小説は「一発屋」にしか見えなくもないが、ケータイ小説というジャンルは女子中高生の人気を集め、影響力は確実に大きくなってきている。最近では「恋空(上・下)」が124万部、「天使がくれたもの」が40万部の売り上げを記録するなど、好調な売れ行きが続きている。

トーハンが発表した06年の年間ベストセラーランキングによると、単行本の文芸部門ベスト10のうち、4つをケータイ小説が占めている。そのうち3つは、「Deep Love」を出版した「スターツ出版」によるものだ。

Yoshiの「Deep Love」は自費出版の段階で10万部を売上げ、出版社によって書籍化されるとシリーズものとして270万部という驚異的な売上げを達成しました。ネットの普及によって出版業が低迷していることもあり、今の時代は、プロの作家でも10万部を売り上げるのに四苦八苦する時代なのですが、アマチュアのネット作家が100万部以上の売上げを達成したことで「ケータイ小説」に出版社の注目が集まっています。特に、今の女子中高生は、書籍化されるプロの小説には余り面白さや感動を感じないらしく、モバイル接続した携帯電話で読める「ケータイ小説」にのめりこんでいます。恋愛や友情を題材としたケータイ小説では、文章力の高低や語彙の豊富さなどは殆ど問題にされず、文章が多少下手であっても「共感して感動できるかどうか?」がヒットする要因となります。

この「ケータイ小説」のマーケットが成立して大きな利益を上げている最大の理由は、「今まで本を読まなかった層(今まで文章に興味のなかった層)」に、平易な文章や言葉で書かれた「読みやすくて入り込みやすいアマチュア小説の世界」を提供したからだと思います。ケータイ小説は、複雑なプロット(構成)と高度な文章表現力で書かれた「プロの小説」を読みなれた人には物足りないものですが、今まで長い文章を読むのが面倒だと思っていたような女子中高生層には、非常に魅力的で読みやすい作品になっています。今まで存在しなかった「小説の市場(マーケット)」を新たに掘り起こして開拓したという意味で、アマチュアが制作するケータイ小説の世界は興味深いものだと思います。

「実は、ケータイ小説の読者(主に14歳~20歳の女性)には『本を1冊読み通した』という経験がない人もおられて、ウェブにしろ書籍化されたものにしろ、ケータイ小説を読んでみたら『全部読めちゃった』ということで、ケータイ小説を好きになる、というケースが多いようです。さらに『自分たちと同じキモチ、空気感を共有できる』ということで、『私たちが読むものだ』という意識を持ってもらっているのではないでしょうか」

06年には「第1回日本ケータイ小説大賞」という賞も設けられ、大賞(グランプリ)作品「クリアネス」は書籍化されて出版されたばかり。

「クリアネス」はテレビCMも何度か流しており、出版社側のケータイ小説の成功にかける意気込みが伝わってきました。

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ジャンル : 小説・文学

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