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2007.04.1902:27

伊藤一長・長崎市長が選挙期間中に銃撃される!言論や市政(司法)を恫喝する政治テロに屈さないこと!

4月17日に4選を目指して立候補していた長崎市の伊藤一長市長(61)が銃撃され18日未明に死亡が確認されたが、長崎市では1990年1月にも前市長の本島等氏が市役所前で右翼団体幹部の田尻和美に銃撃を受けて重傷を負う事件があった。

17年も前になる本島等氏の銃撃事件時の記憶はぼんやりと残っているが、本島氏が85歳という高齢でまだ存命であることを知らず、メディアにコメントを寄せているのを見て驚いた。新聞記事のタイトルに『2代続けて銃撃は異常』とあり、本島元市長の後を継いだ伊藤市長は3選しているだけあってその市政の長さを思わせる。

長崎県も長崎市も反戦を世界に訴える平和主義者の多選傾向があり、地方政治を支える基本理念の変化の少ない土地柄であるが、その政治的主張がぶれない背景には長崎が広島と並ぶ世界唯一の被爆地であることがある。伊藤一長市長も世界120カ国1608都市が加盟する「平和市長会議」の副会長を務めて核廃絶と反戦を訴える生粋の反核・平和主義者であったが、今回の銃撃事件は城尾哲弥容疑者(59)の個人的怨恨によるものだったようだ。

長崎市長銃撃:「2代続けて銃撃は異常」…本島・前市長 90年1月に長崎市役所前で右翼団体幹部に銃撃され重傷を負った本島等・前長崎市長(85)は17日、毎日新聞の取材に応じ「驚いた。二度と長崎で僕のような事件が起きるはずがないと思っていたのに。事情がどうにせよ、暴力は無条件に悪いことだ。(伊藤市長は)撃たれるような悪いことはしていないはずだ。被爆地・長崎が訴える核兵器廃絶の基本は人を殺さない、いかなる暴力も許さないということ。なのに2代続けて、その市長が撃たれるのは異常だし、不名誉なことだ。背後に暴力を容認する風潮があるのであれば本当に恐ろしいことだ」と話した。

地方自治体の首長選というのはなかなか一般市民の話題に上りにくく余り注目度も高くないが、長崎市長選は現職市長が暗殺されるという最悪の事態によって日本国中の耳目を集めることとなった。伊藤一長・長崎市長を銃撃して殺害した城尾哲弥容疑者は、山口組系水心会幹部という肩書きを持っているようだが、今回の銃撃事件に組織的な関与や命令があったのかは定かになっていない。

しかし、現時点でマスメディアを通して伝わっている情報をまとめると、城尾哲弥容疑者の長崎市と長崎市長(伊藤一長)に対する政治利権を巡っての理不尽な逆恨みが原因であったという見方が有力なようだ。城尾容疑者は、工事中の市道で自分の車が路面の穴にはまって車が破損する事故を起こしたことで、市に抗議して伊藤市長を刑事告発している。

しかし、長崎地検は04年に市長へ損害賠償を求める訴えを不起訴として退け、城尾容疑者はそのことで憤りを持っていたようだ。勿論、これだけが市長暗殺の理由とは考えにくいが、城尾容疑者は更に知人が経営する建設会社が市の中小企業関連融資を受けられなかったこと、その建設会社が公共事業を受注できなかったことに対して強い不満と怨みをもっていたとも伝えられている。

この暗殺事件は、天皇の戦争責任に言及した本島市長の銃撃事件とは違って、国粋的な政治イデオロギーや平和主義運動への政治テロといった意味合いはないように思えるが、暴力を用いて政治判断や司法の決定に不満や怒りをぶつけるといった方法自体は容認することは出来ない。暗殺や爆破テロなど暴力を用いた政治的主張(感情的不満の訴え)には断固とした処置が必要だし、政治家や国民の発言や対応が暴力によって萎縮(恐怖)することがないことを願いたいと思う。

公選法86条4の6によると、市長選挙に立候補した候補者が投票日の3日前までに死亡した場合は、補充の立候補ができるようになっている。銃殺された伊藤一長候補の後継者として伊藤市長の長女の夫・横尾誠氏(40)が追加立候補することが決まったようだが、公選法の規定では投票日の延期を認める規定がないので、市長選自体は予定されている22日に行われることになるという。横尾誠氏は、選挙運動を十分に展開する余裕はないが、故人となった伊藤氏の遺志をついで悔いのない選挙戦を戦って欲しいと思う。

公選法の補充立候補者の規定では、投票日の3日前までに候補者が死亡したケースでしか補充立候補が認められないが、この規定を遵守すると「予期せぬ政治テロ(暗殺)」に十分対応できないとして菅総務相などは見直しを提言している。補充立候補の見直しに当たっては、補充立候補者が十分な選挙運動ができる程度に投票日を延期するなどの見直しも必要ではないかと思う。 公選法には、ウェブ上での選挙活動・宣伝行為を認めないなど、情報技術(IT)やウェブが進歩した現代に適応できていない規定が多くあるので、近いうちに大幅な改正をしなければならないのではないだろうか。

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