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2007.05.2510:14

「画像ちゃんねる」や「アダルトサイト」の運営者が逮捕される!ウェブ上のハイパーリンクの自由とコミュニティサイト(匿名掲示板)の違法性の問題!

ユーザによる「違法コンテンツのアップロード」を見過ごした「画像ちゃんねる」のサイト運営者や「違法コンテンツへと誘導するリンク(URL)」を紹介したサイト運営者らが逮捕・起訴される事件が続いています。後者に関する懸念として、違法コンテンツへリンクをするだけで犯罪の幇助行為が成立してしまうのであれば、アダルト情報も含む世界中のあらゆる情報を収集している検索エンジンのGoogleやYahoo!もわいせつ図画公然陳列罪(児童ポルノ公然陳列罪)などの幇助に該当する危険があるのではないかという意見もあります。

しかし、違法コンテンツへのリンクによって大阪府警により逮捕・起訴された業者は、児童ポルノ愛好家を対象とした有料会員サイトを運営しており、違法コンテンツへのリンク以前に、児童ポルノ愛好家の趣味嗜好を満足させるサービスを提供していたサイト運営そのものが、「児童買春・児童ポルノ禁止法」に違反している疑いがあります。本件は、児童保護の観点からの認容限度を越えたわいせつ図画公然陳列の幇助を取り締まったという側面が強く、ウェブ内部における通常の言論活動(テキストにおいて為される思想表現の自由)を締め付ける為にハイパーリンクを規制するという意図は恐らくないと思われます。

ハイパーリンクの違法性に関する警察・司法・行政の裁量権が大幅に拡大することにより、インターネット上のユーザ生成型メディア(CGM)やウェブビジネス、政治的意思表示が萎縮するという不安は長期的スパンでは十分に警戒する必要があるでしょうが、児童ポルノ法の趣旨に鑑みたこの事件では一般ユーザの言論の自由や表現の自由に圧力をかけようという意図は恐らくないでしょう。

現段階で、サイト管理者に対してハイパーリンクの違法性が問われかねない条件としては、『ハイパーリンクを設置した人物の意図や目的・ハイパーリンクが設置されたコミュニティサイトの特徴と性質・個人情報保護法や児童ポルノ法など関連法規との整合性』などが関係しているのではないかと思います。例えば、普段、教育関係者や医療関係者が集まって自分達の職業領域に関係した情報をやり取りしているようなコミュニティサイトに、嫌がらせ目的でわいせつ画像などをアップロードする人間が出てきても、発見した時点で適切に削除していればそれを理由にサイト管理者が責任を問われる可能性はないと思います。

但し、2ちゃんねる(2ch)をはじめとする多種多様な話題やテーマを取り扱っている規模の大きな匿名掲示板では、『ハイパーリンクを設置した人物の目的・意図』で違法コンテンツを不特定多数に頒布しようとする意図があると見なされ、『ハイパーリンクが設置されたコミュニティサイトの特徴・性質』を違法なアダルトコンテンツの視聴を目的とするコミュニティと見なされる恐れもあるので、ハイパーリンクに関する管理者責任が永続的にスルーされるか否かは分からない部分があります。

テキストだけの掲示板の管理者よりも、画像がアップロードされる可能性のある管理者のほうが法的リスクは高いと思いますが、現状では、明瞭に違法コンテンツ(著作権・刑法などに違反したコンテンツ)を売り物にしたコミュニティサイトや児童ポルノ頒布・強制わいせつなど性犯罪行為を幇助・誘発する目的を持って開設されたサイト以外は管理者が逮捕検挙される危険性は当面ないでしょう。反対に、グレーゾーンにあるわいせつな画像や映像を売り物にして膨大なアクセスを集めている匿名掲示板(アップローダー)は、必然的に管理者の法的リスクが高くなるわけですが、この辺の裁量にはある程度恣意的な判断が働くでしょうね。

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