女性の生理周期に関係するPMS(生理前症候群)の症状を和らげるレシピ!
■女性のPMS(月経前症候群)を和らげる食事療法
PMS(premenstrual syndrome)と呼ばれる月経前の不快な心身症状で悩んでいる女性が最近増えているようですが、月経前症候群はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスの崩れによって起こる疾患です。女性の排卵周期(生理周期)によって女性ホルモンのバランスは自然に変化するので、一般的に生理に伴う『情緒不安定・イライラ・抑うつ感・腹痛・めまい・食欲亢進(体重増加)』などの諸症状を緩和することは難しいと言われます。
閉経していない全ての女性が多かれ少なかれ経験することになるPMSですが、PMSに対処する食事療法(レシピの工夫)みたいな記事がAll Aboutの『ダイエットレシピ』のコーナーに乗っていたので紹介しておきます。もちろん、身体の健康や精神の安定の基本は『栄養バランスの取れた食事』であり、それはPMSの気分改善に役立つレシピでも同じようです。「炭水化物(糖分)・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」のバランスが取れているメニューを考えて、香辛料などの刺激物を避けることが原則で、「血糖値を一定に保つため」にこまめに食べて食事回数を増やすのがいいそうです。
PMS(月経前症候群)をやわらげるレシピ多くの女性は「イライラ」「気分が沈む」「具合が悪い」「異常な食欲」「体重増加」「化粧のノリが悪い」など、毎月決まった周期でさまざまな情緒不安定や体調不良を起こし、憂鬱になります。このような、排卵から月経開始の時期の身体的・精神的不快な症状が月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)です。そんな毎月の憂鬱な気分が少しでも軽くなるように、あなたを応援するレシピを紹介します。
ダイエット中に糖分が欲しくなったとき、一気に血糖値をあげてしまう砂糖や液糖は控えましょう。代わりに穀物やお芋など、複合多糖質でゆっくり消化吸収され、血糖が維持できる糖質が入っている食品を選びましょう。例えば、メープルシロップを使ったお菓子がオススメです。
PMSによる情緒不安定(不安感・攻撃性・憂鬱感)に効果がある食材としてバナナ・メープルシロップ・くるみ・オートミール(穀物の粉粒)・おからなどが挙げられ、メニューとしては食物繊維とビタミン、炭水化物がバランスよく入っていてなかなか美味しそうな「メープルバナナスティック」と「メープルファイバークッキー」が紹介されています。
うつ病や気分の落ち込みには、脳内の情報伝達物質であるセロトニン(5‐HT)の分泌障害が関係しているとされていますが、バナナにはセロトニンの原料となるトリプトファンが豊富に含まれているそうです。
最後に「ラッシー風ヨーグルトドリンク」というヨーグルト好きな人にはたまらなそうなドリンクも紹介されていますが、この記事はダイエットとPMS対策をメインにしているので痩せることにこだわっていない人でPMSだけに対処したいのであれば、更にいろいろなメニューを工夫できそうです。
PMSの抑うつ感や不安感、怒りを伴う攻撃性が悪化するようになると、日常生活を普通どおりに送れなくなるPMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder=月経前不快気分障害)へと発展することもあるので、PMSを持つ女性の方は、メンタルヘルスと食事管理、ストレス対処に気をつけて欲しいと思います。
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