今年の夏は紳士服のクールビズ・ファッションの売上が好調!西岡武夫・参院運営委員長がクールビズ廃止案を提案?!
ふだんスーツをして仕事をしている人(20~59歳男性)のクールビズの実施率は、約56%であるというマーケティングリサーチ会社・インタースコープの調査もありますが、大企業に限定するとクールビズは75%もの人に普及しているといいます。クールビズが急速に普及した背景には、地球温暖化の危機意識が高まったという理由もあるでしょうが、『ファッションセンスがあって涼しいクールビズのシャツやジャケット』が多く出てきたということが一番大きいような気がします。
麻の素材を使ったスーツでも以前はデザイン的に余り着る気になれないものが多かったのですが、最近はどこのスーツメーカー(紳士服チェーン)も『売れ筋商品のクールビズの開発』に余念がなく、結構普通のスーツ以上にデザインや着心地が良いものが増えてきました。紳士服店を全国展開するAOKIホールディングスが8日に2007年4-6月の連結決算を発表しましたが、クールビズ人気の追い風を受けて、大幅に売上と営業利益を上げてきていますね。売上高は前年同期比16・7%増の331億1,200万円、経常利益は同18・5%増の38億8,200万円、当期利益は同18・9%増の20億1,100万円ということで、AOKIホールディングが強みにしている『モテスリムCOOL』がかなりヒットしたということです。
僕は、夏場のスーツにネクタイをしないというクールビズスタイルには大賛成なのですが、半そでシャツのデザインが昔から好きではないので、シャツに限っては薄手の長袖シャツを購入することが多いです。Tシャツであれば半袖に違和感はないのですが、スーツの下に着るドレスシャツは半袖になると何となく緊張感がないというか好きになれないんです。そういえば、西岡武夫参院議院運営委員長(民主党)が参院での「クールビズ」廃止を求めたことがかなり話題になっていますが、せっかく民主党は参院選で勝利したのに「あまり重要ではない問題」に熱心なのはイメージダウンのような気がします。
スーツにきちんとネクタイを締めて議会の議論に臨みたいという国会議員がいてもいいとは思いますが、冷房の温度を上げることにつながるクールビズ・ファッションそのものを参院で全面的に禁止するのは『旧弊な価値観の押し付け』と取られても仕方ないかもしれません。少年のような半袖半ズボンで国会に参加するというのであれば、さすがに抵抗がありますが、一応スーツのスタイルをして涼しい素材のシャツを着たりノーネクタイになったりするのはいいような気がするのですが……。
地球温暖化の影響で連日、予想以上の猛暑が続いていますから、議論に意識を集中するためにも、出来るだけ涼しいファッションをするというのも必要だと思います。最低限の礼儀と節度をわきまえたクールビズ・ファッションであれば問題はないでしょうし、夏物の紳士服の売上向上という意味で『中高年のサラリーマンに対する経済波及効果』もあるのではないでしょうか。
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