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2007.09.0204:55

韓国がタリバーンに身代金2,000万ドル以上を支払ったとの報道を韓国高官とタリバーン報道官は否定!

韓国がタリバーンに身代金2,000万ドル以上支払いの報道を韓国高官は否定!

アフガニスタンを支配していたイスラム原理主義組織のタリバーンは、アメリカとのアフガン戦争(2001年)に敗れて反政府勢力(反政府の武装組織)へと変質しましたが、あの9.11米国同時多発テロから一気に国際的な平和秩序(パックス・アメリカーナ)が崩れたような観があります。タリバーンがキリスト教徒である韓国人のボランティア団体を拉致・殺害する事件が起こりましたが、ようやく民家のアジトなどを転々としながら拉致されていた韓国人19人が解放されることになりました。

しかし、このタリバンによる韓国人拉致事件の解決に当たって、韓国が反政府組織と直接的に交渉して妥協的な取り決めをしたことに対する国際的な批判も根強くあります。アメリカの対テロ戦争以降、自由主義と民主主義に賛同する欧米とアジア諸国では『いかなることがあっても、テロに屈するな』を共通の価値観としてきたことがあり、もし、相手の脅迫に負けて要求に従えば『次の新たなテロ』を誘発するという懸念があるからです。とはいうものの、実際問題として10人以上の自国民を人質に取られて脅されている状況では、なかなかテロリストの要求や希望を全面的に否定して交渉を打ち切ることは難しいでしょうし、ドイツの報道などでもタリバンと交渉した韓国に同情的な見解が見られたようです。

テロを強くはねつけ続ければテロが無くなるのかといえばこの数年間の国際社会の動きを見る限り、その可能性は殆どないように思えます。また、殺されることが分かっていてテロリストとの交渉を完全に打ち切ることは、自国民の強硬な政府批判を生み出し、いざという時に国家は国民を見捨てるという不信感を植え付けてしまいます。いずれにしても、複数の自国民を拉致拘禁されてしまえば、『何があろうと引かない』という不退転の覚悟を決めているアメリカやイギリス以外の先進国は、おそらく及び腰になって自国軍の撤退や身代金の支払といった要求を飲んでしまうのではないかと思います。

日本もその例外ではないですし、(自国のテロのリスクが低い)国民の側からすると『ある程度テロリストとも交渉してくれる柔軟性のある政府』のほうが安心感があるといえるかもしれません。むろん、国のためならいつ死んでもいいというような特別な自己犠牲精神がある人であれば、『一切の交渉を必要なし』として覚悟を決められるかもしれませんが、そういった国民は全体主義国家でない限りはそれほど多くはないでしょうし、軍人でもないボランティアであればなおさらのことです。

テロに徹底した武力制裁や報復攻撃を加え続けても、反政府勢力や過激派グループがその報復に屈して素直に従うようになるとは思えませんし、相手は死ぬ事を覚悟して攻撃を仕掛けてくるので心理的なダメージは絶えず『死にたくない兵士が多い先進国』のほうが大きくなるでしょうね。タリバーンはアフガン政府に、『捕虜となっている仲間の兵士』の解放を要求していましたが、これは完全に拒否されていますから、タリバーンが韓国に要求できることといったらアメリカへの軍事支援の停止か身代金の要求かくらいしかないということになります。

ロイターの速報によると、韓国はタリバーンに対して人質19人を解放する見返りとして総額2000万ドル(約23億円)を支払ったとなっていて、金を受け取ったタリバン司令官が『身代金を武器の購入や組織内の連絡網整備、自爆攻撃のための費用に使う』と語ったとしています。しかし、タリバンのアフマディ報道官と中東3国とロシア歴訪から帰国した宋旻淳(ソンミンスン)・韓国外交通商相は、『身代金の受け渡しの事実はまったくない』としており、実際にどういった交換条件によって人質が解放されたのかは未だ明らかになっていません。韓国人の人質19人は、9月2日にも韓国に帰国できる見込みとなっています。

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