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2007.10.1521:28

亀田陣営へのJBCの処分が決定。亀田大毅は1年間のライセンス停止、トレーナーの父・亀田史郎はセコンドライセンスの無期限停止!

亀田陣営へのJBCの処分が決定。亀田大毅は1年間のライセンス停止、トレーナーの父・亀田史郎はセコンドライセンスの無期限停止!

11日に世界ボクシング評議会(WBC)のフライ級世界戦が実施され、王者(チャンピオン)の内藤大助選手(宮田)が挑戦者の亀田大毅選手(協栄)を圧倒的な大差で判定で破りました。しかし、この世界戦は亀田大毅選手の一方的な反則攻撃の繰り返しで、ボクシング史上最悪とも言われるほどの荒れた試合になり、『これはもはやボクシングではない』といった見出しが新聞に躍りました。亀田大毅は、頭を低くしてパンチを出さずひたすら接近してバッティング(頭突き)を狙いにいき、早いラウンドで顔面にバッティングを入れて内藤の切れ癖のついたまぶたをカットし流血させました。早いラウンドでカッティングして大量出血すると試合中止で、流血したほうがTKO負けになりますから、実力で大幅に劣っている亀田大毅の勝機は『流血TKO』しかなかったともいえます。

数ラウンドを戦ってみて、まともなボクシングのテクニックと力量では絶対に勝てないと悟った亀田大毅は、頭を低くして突っ込むバッティング戦略とクリンチから投げ飛ばしてのサミング(目潰し)、足を痛めつける腿打ちで『ダーティな勝ち(反則を駆使したKO勝ち)』を狙っていきました。しかし、いくら卑劣な反則を繰り返しても、『ボクシングの実力差』をはねかえすことはできず、10点以上の大差がつく無様な判定負けを喫してしまいました。亀田大毅は今回の行き過ぎた反則行為に対して厳しい処分を受け、『1年間のボクサーライセンス停止』となりましたが、これは当然の処分だと思います。

『(内藤を)投げろ、投げろ』とセコンドから反則を支持した父親の亀田史郎氏も『セコンドライセンスの無期限停止』という極めて厳しい処罰を受けました。サミングやレスリング行為の反則を制止すべきセコンドが、反対に『反則をやってしまえ』と指示する事態は前代未聞であり、反則をさせようと煽った父・史郎と兄・興毅の罪はやはり重いといわざるを得ません。日本ボクシングコミッション(JBC)は、最終的に、『亀田大毅に1年間のライセンス停止・父の史郎に無期限のセコンドライセンス停止・兄の興毅に厳重戒告』の処分を与えると発表していますが、(一部では甘すぎるという意見もありますが)まずまず妥当な判断だといえます。

また今回の世界戦の顛末は、『無敗神話を誇った亀田三兄弟のイメージ』に致命的なイメージダウンを与え、兄・亀田興毅の時に疑われた八百長疑惑と合わせて、『亀田三兄弟には本当のボクシングの実力はない』という世論を強めることになりました。対戦相手を糞みそに罵倒してこきおろす『ビッグマウス(大言壮語)』の魅力は、『そのビッグマウスに見合った実力』があって初めて魅力となりますから、『実力のないビッグマウス』は『単なるほら吹き』か『根拠のない自意識過剰(慢心)』と受け取られるだけでしょう。こんな反則を繰り返して勝っても誰も正当な世界チャンピオンとは認めないわけですし、こんな惨めな試合を全国に晒してしまった亀田大毅選手が以前の人気やイメージを取り戻すことは殆ど不可能な状況になっています。やけくそになった反則の代償はあまりにも大きかったといわざるを得ません。

僕もリアルタイムで試合を観戦していたのですが、7時~9時までのゴールデンタイムの枠組で放送され、はじめの一時間は『内藤大助と亀田大毅(亀田家)との過去の因縁』を説明する内容になっていました。亀田家陣営が内藤選手を口汚く『ゴキブリ』と罵り、内藤選手が『相変わらずアホな発言ですね』と言い返すという波乱含みの序幕だったわけですが、亀田家は『試合前の挑発&罵倒』が度を過ぎていました。番組冒頭では、内藤選手が学生時代に『いじめられっ子だったという過去のエピソード』に触れて、つらくて思い出したくない過去と弱かった自分を努力で克服してきたという話がされていました。亀田大毅選手は試合前のインタビューで『いじめっ子である自分が、いじめられっ子の内藤をリングでいじめる』といった挑発をしており、視聴者である子ども達への教育的な影響に注目した意見もウェブでは見られました。

亀田家の論理は極めて簡単で、『どんなに礼儀知らずで傍若無人でも、最終的に勝ったものが正義』というものであり、内藤大助の論理というか人生観は、『どんなにつらくて惨めな過去があっても、懸命な努力でそれを乗り越えることができる』という模範的な正義のロジックでした。現代社会の風潮として『勝ち組・負け組』の二分法があり、国民の中にはどんな汚い手を使ってでも儲ければ勝ちといった価値観を持っている人も少なくありませんから、亀田三兄弟はある意味で『結果的に勝つことが全てという価値判断』の象徴として見ることもできます。

亀田三兄弟はいつも『絶対にどんなことがあっても勝つ、弱い相手に負ける可能性はゼロ!』というハッタリと自己主張の強さで自分を売り込んできたボクサーですが、今回の亀田大毅の試合では『どんなことがあっても、亀田三兄弟は負けることは許されない』という義務感が彼と陣営を反則の連続に追い立てた面もあるでしょう。実力が十分にないにもかかわらず『勝ちへの執念・負けへの恐怖』が異常に高まりすぎた結果、『どんな汚い手段(反則)を使ってでも相手を倒す』という間違った方向への努力になってしまったのではないでしょうか。

最後に、亀田三兄弟をボクシング界のカリスマや救世主のように取り扱い、傍若無人な態度や品性下劣な暴言を放置して祭り上げたTBSのマスメディアとしての誠実性や公共性も問われる問題だと思います。TBSは試合中継だけでなくその後の報道番組でも亀田大毅を擁護するような伝え方をしており、『ビジネスとしての旨み(商品価値の意図的な創出)』だけでなく『試合の実況者・ニュースの報道者としての中立性』を真摯に考え直す必要があるのではないでしょうか。

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