--.--.----:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007.10.1522:53

2011年中に、年金手帳・健康保険などを統合した『社会保障カード』の導入を検討!社会保障制度改革の起点になるか?

2011年中に、年金手帳・健康保険などを統合した『社会保障カード』の導入を検討!社会保障制度改革の起点になるか?

厚生労働省は15日に、政府が2011年度中の導入を目指す『社会保障カード(仮称)』についての概要を公表して、『社会保障カード』には『年金手帳・健康保険証・介護保険証などの個人情報』を統合する予定であることを明らかにしました。今までは、年金手帳・健康保険証・介護保険証は別々に貰っていて、それぞれを必要に応じて提示していましたが、もし『社会保障カード』が導入されればそれらすべての社会保障サービスが一元的に管理されるようになるので便利にはなるでしょうね。その一方で、『自分の社会保障サービスにかかわる個人情報のほぼ全て』が一枚の社会保障カードに電磁的に記録されることになるので、『国・役所のデータ管理体制』『個人のカード管理(個人情報保護)の意識』が今よりも厳しく問われることになってきます。

社会保障カードは、国民に1枚ずつ配布される予定であり、カードに埋め込まれた集積回路(IC)の中に『社会保障サービスを受けるための個人情報』が記録されることになります。自宅パソコンを利用して、年金の納付記録や診療報酬明細書(レセプト)を閲覧することが可能になり、『自分の社会保障サービスの具体的な利用状況』に即座にアクセスできるようになるのは多くの国民にとっての利益になります。厚労省は、有識者で構成する『社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会』(座長=大山永昭東京工大教授)に社会保障カードの概要を提示しており、『将来的な用途拡大の事例』として生活保護や雇用保険の情報管理に利用することもできるとしています。本人からの希望があれば、カードに顔写真を添付して『(免許証同等の)公的な身分証明書』としても使えるということで、アメリカの社会保障カードに極めて近い位置づけになっていきそうな予感がします。

社会保障カードの普及によって懸念されるのは、『知られたくない情報を他人や企業に知られてしまうプライバシーの侵害』と『政府による情報の一元管理に対する不安』ですが、強制的に配布される制度になれば『社会保障カードを使わないという選択肢』は実質的になくなるでしょうね。まぁ、今まで使っている社会保障サービスの個人情報が一元管理されて、一枚のカードですべての用途を満たすことができるというのは、大多数の国民にとってはそれほど悪い話ではないと思いますが、『紛失時の悪用や情報漏えい』については免許証や銀行の預金通帳に近い細心の注意が必要になると思います。

厚労省は、本人の申請によって他人へのなりすまし被害などを防ぐ『公的個人認証サービス』を作成して、個人情報保護に十分な配慮をしていくとしていますが、住民基本台帳ネットワークに対して違和感や抵抗感を感じるような人にとっては、社会保障カードもあまり良い印象ではないかもしれません。厚労省は国民からの批判も多い『国民個人への社会保障番号(SSN)の割り当て』については明言を避けており、固有の社会保障ナンバーを国民が確認可能な形で社会保障カードに刻印するかの議論にはまだ結論がでていないようです。

少子高齢化の進展や格差社会の拡大、非正規雇用者の増加などを受けて、『将来の社会保障制度は大丈夫なのか?国民みんなが保険や年金の恩恵を受けられる現状を維持できないのではないか?貧困による餓死や病気による孤独死などが増えるのではないか?』など社会保障に関する不安や疑問が絶えることはありません。現在50代くらいまでの世代であれば、今まで通りの『年金支給(一般労働者)と生活保護(経済的困窮者)』で老後資金を賄うことが可能と思われますが、『今生まれたばかりの赤ちゃん~30代くらいの若者』になると現行の社会保障制度だけで老後の生活を安心して送れるのかは不透明な部分が多くなっています。特に、非正規雇用者(フリーター)や無職者(ニート)の増加で、国民年金だけしか納めていない人や無年金者(未納者)の数が増えており、将来的には何らかの社会不安(中高年以上の貧困者・自殺者の急増)の原因になるのではないかという見方もあります。

今現在、『5,000万件の年金記録漏れの照合』が厚労省によって進められていますが、このデータ照合をするためのシステム設計には数百億円の公金が投入されることになっており、社会保険庁の不祥事が続々と露見して以降の『年金データ業務』には、職員の残業代や電話応答の臨時アルバイトも含めてかなり大きな税金が費消されています。紛失・改ざん・記入ミスなどの問題がある膨大な年金データを照合する作業だけで、『数万人以上が受け取る生涯年金額を上回る税金』が投入されるとの見方もあり、年金の財源を確保して国民皆年金を実現するという目的から考えると、現在の厚労省のお金を使いすぎるやり方はあまり合理的・効率的とは言えない面があります。2011年に導入予定という社会保障カードの発行は『社会保障改革の入り口』に過ぎませんから、国民全員が所得の多寡に関わりなく安心して健康保険や公的年金に加入できる制度改革を進めていって欲しいと思います。

関連記事

テーマ : 社会保障
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサード リンク


最近の記事
カウンター

カテゴリー
Amazon Associates

月別アーカイブ
プロフィール

東雲 遊貴

Author:東雲 遊貴
現実とウェブに溢れる膨大な情報の海から、『重要で役に立つニュース』を紹介したり、『面白くて便利な情報』を記録したりしていきます。

e-mail:noble.desire@gmail.com

最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。