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2007.12.0223:26

メタボリック・シンドロームの腹囲の診断基準が見直しか?メタボは健康維持のシンボルに!京大チームが、がん遺伝子を使わないiPS細胞の作成に成功!

メタボリック・シンドロームの腹囲の診断基準が見直しか?メタボは健康維持のシンボルに!

日本では、一昨年前くらいから生活習慣病のリスクファクターとなるメタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)が話題となっていますが、メタボの曖昧な診断基準である「腹囲」を巡って国内外からさまざまな異論・反論が出ているようです。日本の厚労省や学会の診断基準では、男性で腹囲85センチ以上、女性で腹囲90センチ以上をメタボリック・シンドロームとしていますが、メタボ自体は疾患ではなくて動脈硬化性疾患や糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクファクターです。ですから、メタボの診断基準を越える腹囲であっても、それ以外の健康指標(血圧・血糖値・血中脂肪の数値)が正常であれば医学上の問題は無いと言えます。

メタボリック・シンドロームというのは、本来は、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に『高血糖・高血圧・高脂血症』のうち2つ以上を合併したハイリスク状態のことを意味するので、日本のように『腹囲の太さ(見かけ上の肥満)』だけを過度に問題視する必要性は乏しいと言えます。しかし、来年度からは特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)が始まるので、メタボリックシンドロームと診断されると糖尿病予備軍と認定され、『特定保健指導(医学的な生活習慣(食習慣と運動習慣)改善の指導)』を受けなくてはならなくなります。社会保険のある一般企業に勤めている40歳から74歳までのサラリーマンは強制的にメタボ診断を含む特定健診を受けなければなりませんし、また事業者(企業)には従業員の特定健診を受けさせる義務が発生することになります。国や厚生労働省は『メタボを減らせば、公的な健康保険のコストを大きく減らせる』と判断しているので、メタボ対策に本腰を入れようとしているようです。

しかし、腹囲の測定だけではリスクファクターを確実に判断できないという問題や腹囲そのものを正確に測ることが難しいという問題が指摘されており、日本のメタボ研究の第一人者である松澤佑次・住友病院長(大阪大名誉教授)も「腹囲の精度に限界があるのは事実。どこで基準を切っても異論は出る。僕らも、特に日本人女性は基準作りが難しいと論文にしたことがある」と述べています。メタボを診断することの実際的な意義について、「糖尿病や高血圧を指摘された人は腹囲を測り、基準を超えた人に内臓脂肪を減らす生活指導をするのがいいと言い続けている」といった『事後的な対策』にあるようにも受け取れる発言を松澤教授はしています。

『メタボ再考:揺らぐ診断基準/1 「シンボル」腹囲基準』という記事を読むと、『生活習慣病にならないための健康目標として腹囲(内臓脂肪)を減らすことが医学的に有効である』という結論に落ち着くことになりそうです。日本のメタボの腹囲基準は、男女計755人の腹囲と内臓脂肪面積のデータをもとに作成されたもので、女性はたったの196人しかデータを取っておらず、『年齢・性別ごとの指標』を作成すべきという批判も強くあるようです。結局、メタボそのものは病気ではなく病気の危険因子ですから、個人個人が太り過ぎないように食事内容と運動習慣を見直すことが必要ということになると思いますが、中高年になると肉食の多い人と少ない人、運動をする人としない人との健康に大きな差が出てくるので注意が必要ですね。

京大チームが、がん遺伝子を使わないiPS細胞の作成に成功!

京都大の山中伸弥教授(45)らのチームが、倫理的問題のある『胚性幹細胞(ES細胞)』を使わずに皮膚細胞から人工的な万能細胞・『人工多能性幹細胞(iPS細胞)』をつくり出すことに成功しました。今度はさらにがん細胞の遺伝子を一切使わずに、マウスとヒトでiPS細胞を作成するという革新的な実験に成功したようです。これで、『ヒトに応用した場合の危険要因』が一つ減らせたことになり、マウスとヒトのiPS細胞を使用した基礎実験の一層の発展と成熟を待って再生医療の新たなる進歩が達成されるのかもしれません。1日付の英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」電子版に実験結果が発表されたということですが、まだまだ残された課題が多く、実際の臨床に応用されるには幾つかのハードルがあるようです。

今回は、がん遺伝子を使わないレトロウイルスだけを使ってiPS細胞を産生したということですが、レトロウイルスを使うことによっても「がん化のリスク」があるので、京都大学の山中教授らのチームはさらに「レトロウイルスを使わないiPS細胞の産生」を目指していくようです。山中教授らと同時期にヒトのiPS細胞の作成に成功した米ウィスコンシン大のチームのほうも、c-Myc(がん遺伝子)を含まない四つの遺伝子を導入して実験していますが、ウィスコンシン大のほうは新生児や胎児の体細胞を使って実験している点が違っています。今後の研究の進展には多くの技術的課題があると思いますが、京大とウィスコンシン大の研究チームが良い意味で刺激を与え合って再生医療や難病治療に役立つ研究成果が出てくれば良いなと思います。

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