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2007.12.2606:25

タミフルと異常行動との因果関係分からず、10代のタミフル使用は禁止を継続!

タミフルと異常行動との因果関係分からず、10代のタミフル使用は禁止を継続!

インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名リン酸オセルタミビル)を飲んだ10代の患者が、突然、異常行動を示してマンションから飛び降りるなどの事例が続きました。しかし、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会安全対策調査会は25日、タミフルと異常行動の因果関係は現時点では判定できないという検証結果を示しており、以前としてインフルエンザに罹患した10代の患者がタミフルを飲んだ方がいいのか飲まない方が安全なのかの結論は出ていません。しかし、最近はC型肝炎などの薬害の問題もあり、厚生労働省は少しでも副作用の疑いがあるのであれば、飲まないほうが安全であろうという方針を取っているようで、10代へのタミフル使用を原則中止している措置は「妥当」とする見解をまとめています。

一般的に、インフルエンザに感染しても10代の体力のある患者であれば自然治癒するケースが大部分ですから、タミフルは飲まないなら飲まなくても良い薬剤だと思いますが、できるだけ早く高熱を下げて楽になりたいというニーズもあるでしょうから難しい問題ですね。飛び降りや徘徊(うろつき)などの異常行動の原因が、タミフルの薬剤にあるのかそれともインフルエンザウイルスによる症状(高熱による幻覚など)の影響なのかを確定するのは現段階では困難だと思いますが、インフルエンザの症状でも異常行動を示すリスクがあるのですからどちらが危険とは断言しにくい問題でもあると思います。厚生労働省の立場からすると、タミフルが完全に安全と断言して、もしタミフルを飲んだ子どもが飛び降りて死亡したら責任を負いきれないというのもあるでしょうし、薬害問題に対して国や省庁がナーバスというか非常に慎重になっていることも関係しています(薬剤使用について十分な調査と注意をすることは、薬害防止の観点から望ましいことですが)。

そのため、インフルエンザが原則として自然治癒する疾患であることを考えると、厚生労働省がタミフルの服用を積極的に勧めるような事態は考えにくいと思います。仮にタミフルが10代に解禁されても、絶えず親が側について異常行動を起こさないか十分に管理して欲しいというような注意が為されるでしょうし、『インフルエンザという感染症そのものに異常行動のリスクが内在している(インフルエンザの高熱で幻覚や発作を起こして異常行動を起こし得る)』という医療情報の告知が徹底されるのかもしれません。同調査会は、リレンザ(同ザナミビル水和物)やシンメトレル(同塩酸アマンタジン)など他の抗インフルエンザ薬についても、異常行動の報告があるとしていますので、インフルエンザに罹患したら異常行動のリスクがあるという認識が必須になっているとも言えます。医師向けの添付文書に『異常行動の恐れがあること』を追記する必要が示唆されており、インフルエンザ薬全般およびインフルエンザの症状に異常行動の可能性があるということになってきています。

18歳未満の約1万人を対象にした異常行動に関する疫学調査の途中経過として報告されたわけですが、依然として『タミフル服用者』と『タミフル非服用者』の異常行動を起こす割合についてはどちらが多いのかはっきりしていない状態にあるようです。最終的な結論は、来年度に持ち越されるということですが、ここまで統計的な解析について微妙な判定になっているということは、恐らくタミフルを飲んでも飲まなくても一定以上の異常行動のリスクがあるという可能性が高まっているのでしょうね。現状でタミフルなど抗インフルエンザ薬を使うべきかどうかについて、作業部会の鴨下重彦部会長は「現場の判断に任せることになるが、患者は使わない方向になっている」とコメントしています。

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