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2008.01.1302:57

東京労働局で、グッドウィルの派遣労働者向け電話相談が始まる!アメリカ産牛肉の1.3トンに輸入条件違反が見つかる!

東京労働局で、グッドウィルの派遣労働者向け電話相談が始まる!

日雇い派遣大手「グッドウィル」(東京都港区)が、法律で禁止されている港湾労働・建設現場に派遣労働者を派遣していた問題で事業停止命令が出されましたが、この大規模かつ長期間の業務停止命令によって『派遣の仕事の日給』を得られなくなる派遣労働者の問題が出てきています。法律違反の危険な補償のない派遣労働は然るべき処分をされるべきですが、『1日の生活に必要な給与』をグッドウィルでぎりぎりのラインで稼いでいた労働者が、次の仕事を見つけるまでの間どうすれば良いのかが大きな問題となっています。実家から小遣いを得るために日雇い労働をしていた人は問題ないと思いますが、1人暮らしをしていて家賃や生活費を捻出するために日雇い派遣をしていた人の中には、グッドウィルの業務停止の影響をダイレクトに受ける人が出てきます。

派遣労働や消費者金融の難しさは、完全に厳しく規制してしまうとその日暮らしで生計を立てている一部の労働者たちに致命的な影響が出ることであり、ある程度厳しく規制・処分する場合には『派遣労働者・融資が必要な人』に別の受け皿を用意して上げなければならないということです。派遣労働の給料が幾ら安いとはいっても、完全に仕事がない状況よりかはマシなわけで、派遣労働が出来ない状況を行政処分で作るのであれば、『派遣労働よりも条件の良い職場』を見つけて上げる必要が出てきます。東京労働局では全国に先駆けて12日から、グッドウィル社の派遣労働者向けの電話相談が行われていますが、同社の派遣労働者は1日約3万4000人にも上るそうで、この業務停止によって数千人以上の生活に影響が出ると見られています。全国の地方労働局で15日から電話相談が始まりますが、5月16日までの平日に受け付けているということです。東京、愛知、大阪の各労働局では、2月9日まで土曜も相談に応じているということなので、派遣労働をしていて急に仕事がなくなって生活が困るという人や、派遣労働の労働条件に疑問があるという人などは電話相談をしてみると良いかもしれません。

アメリカ産牛肉の1.3トンに輸入条件違反が見つかる!

毎年、アメリカ産牛肉を大量に輸入している中から、日米の輸入条件の契約に違反した牛肉が見つかっていますが、今回は、『生後20カ月以下の牛に限るという輸入条件』に違反する生後21カ月の牛の肉が推定で約1.3トン含まれていたということです。危険特定部位とも無関係な部分なので、BSEのリスクも踏まえて実際の健康被害に直結するものだとは思えませんが、事前の輸入契約に反するというのは消費者のイメージを悪くしてしまいますね。個人的には、吉野家の牛丼も食べたりするのでアメリカ産牛肉の品質や味が劣っているとは思いませんが、まだ日本では和牛ブランドに対する安心感が勝っており外国産の牛肉に対する不信感も残っている感じがあるので、取り決めた牛肉の輸入条件をしっかりと守ることがアメリカの輸出業者にとっても利益になると思います。

違反は、故意にされたものではなくシステム設計のケアレスミスということです。スミスフィールド社モイヤーパッキング工場(ペンシルバニア州)で、昨年11月14日に牛の月例を判定するコンピューターシステムを導入したのですが、プログラムで「21カ月未満」とすべきところを「21カ月以下」としてしまったことで今回の問題が起きることになりました。「以下」と「未満」の違いという小学校の算数で重点的に習う部分の間違いですが……こういったミスが起こらないように人の眼による二重以上のチェックが不可欠になってきますね。既に問題となった1.3トンの肉を含む17トンの肉が市場に流通しているのですが、それらの肉を選別することはできないため、17トンすべてが回収の対象になるということです。

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ジャンル : 政治・経済

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