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2008.03.1418:12

医療法改正で「出産のできる助産所」が1割減る!難病の脊髄小脳変性症、マウス実験の遺伝子治療で改善!

医療法改正で「出産のできる助産所」が1割減る!

少子化問題の対策では、「安心して出産ができる場所(病院・産婦人科医院・助産所)」の確保が重要になってきますが、医療法の改正により「医師・医療機関と提携していない助産所」が妊婦の出産を取り扱えなくなりました。ここ10年ほどはあらゆる分野で「規制緩和の流れ」が進んで、日本の市場環境の健全化が促されてきましたが、最近では「専門性の高い職業分野」で規制緩和に逆行する規制強化が進んでいる現状があります。

特に、医療関係分野では薬剤師などの受験資格の認定基準が高くなったり、医師の専門性の認定水準が厳しくなったりしています。以前は、医師といえば全身の疾患を大まかに診察できるような医療全般の専門家というイメージが定着していましたが、最近は医療分野の高度な専門化が進んだことや医療裁判のリスクが高くなったことから、『自分の専門分野以外の病気について軽々しく診断を下せない』という慎重な医師が増えています。救急医療における「たらい回しの問題」がメディアでよく取りざたされますが、その原因の一つは「自分は内科医ではあるけれど小児科医でないから急病の子どもを見るのはちょっと……。今いる医師の専門分野だけでは十分に安全な診療体制を確保できない……」といった「万が一の場合のリスク」を考えているということがあるように思います。

医療分野の危機には、健康保険制度に関係する国家財政的な問題以外にも、必要な診療科に医師が集まらないことによる「医師の労働環境の悪化」、そして、善意で全力の医療を尽くしても確率論的に起こってしまう「死亡事例への恐怖(医療訴訟を想定した萎縮医療)」などが関係しています。助産所に医療機関との提携を義務付けるのは、「万全の安全管理義務への配慮」というのが最大の理由ですが、この法改正によって、医療機関が近辺にない助産所の場合には出産を取り扱うことが不可能になりました。

厚労省が今月7日時点の状況を調べたデータによると、全国691の助産所のうちで、出産できるのは284カ所でした。しかし、この法改正が施行されると医療機関・医師の提携先が見つからない27ヶ所で出産することが出来なくなります。今よりもさらに安心して子どもを産める場所が大幅に減ることになるので、何とか近くに提携してくれる産婦人科医と医療施設があれば良いのでしょうが、どうなるのでしょうか。特に、大学病院や市立病院などの大病院が近くにない地方の農村部などでは、妊娠している妊婦が相当に遠い病院にまで通わなければならないという問題が起こってきますね。18カ所は提携先の医療機関、9カ所は医師・医療機関とも確保できていないということで産む妊婦がいるのに、そこで産めなくなるという問題は深刻ですね。出産できなくなる助産所を都道府県別に見てみると、神奈川8、大分4、北海道3、青森、福島、愛知、大阪が各2、千葉、山梨、鳥取、鹿児島が各1となっています。

難病の脊髄小脳変性症、マウス実験の遺伝子治療で改善!

一昨年くらいに、沢尻エリカ主演の「1リットルの涙」というドラマで、脊髄小脳変性症を発症した少女が取り上げられていましたが、この難病は現在でも根本的な治療法が見つかっていません。脊髄や小脳の神経細胞が段階的に破壊されていき、歩行障害・運動障害をはじめとして各種の神経障害・認知障害などに苦しめられる致命的疾患ですが、群馬大大学院医学系研究科の平井宏和教授(43)が脊髄小脳変性症の遺伝子治療にマウス実験のレベルで成功したということです。

難病の「脊髄小脳変性症」遺伝子治療…マウス実験で改善

平井教授は3年前に、HIVウイルスから病原性を除去したベクター(遺伝子の運び屋)を作製。昨春、このベクターに「CRAG」と呼ばれる治療用の遺伝子を組み込んで、同変性症を発症させた生後21~25日のマウスの小脳に注入したところ、よろよろしたり転んだりしていたマウスが約2か月後には正常に歩けるほど回復したという。

同変性症は、遺伝が原因の場合、神経細胞内に毒性のあるたんぱく質の塊が蓄積して発症すると考えられている。「CRAG」には塊を溶かす働きがあることが、培養細胞を使った実験ですでに確認されていた。しかし、生体細胞に注入する方法が確立されておらず、今回の研究で初めて、生体での効果が確認された。

エイズの原因となるHIVウイルスですが、このウイルスはベクターとして非常に応用性のあるウイルスであり、この治療法以外にも各種の遺伝子治療の運び屋として利用されていますね。CRAGという治療用の遺伝子を生体内に注入する技術を発見したという素晴らしい実験成果が出ているわけですが、今後は、サルの動物実験を経てヒトの臨床試験につなげていこうと考えているようです。21世紀の医療は遺伝子治療や遺伝子操作と生殖医療技術が飛躍的に発展すると予測されていますが、こういった難病治療のための遺伝子治療の技術と知見が少しでも早く実用化のレベルにまで高まる事を期待しています。

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