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2008.03.2323:08

台湾の総統選で野党・国民党の馬英九が当選!親中派と言われる馬総統だが、北京オリンピックの棄権可能性を示唆!

台湾の総統選で野党・国民党の馬英九が当選!親中派と言われる馬総統だが、北京オリンピックのボイコットを示唆!

今年最初の「桜の開花」は春の陽気に恵まれた静岡県のソメイヨシノだったようですが、それに続いて熊本と東京でも桜が開花し、一週間後くらいに「満開の桜」が見ごろになるということです。正午の気温は浜松で17・4度、静岡で16・6度だったということで、気温面から見るとすっかり春めいてきたと言えそうです。「桜」「菊」と並ぶ日本の国花ですが、庶民の日常生活に深く慣れ親しんでいる花、諸行無常の自然の摂理を体現した花という意味で、咲き誇る「桜花」に特別な感傷を抱く国民も多いのではないかと思います。

桜の開花を楽しむ気持ちを押さえ込むかのように、東アジアの政治情勢が緊迫し大きく動き始めましたね。中国では、チベット自治区ラサの住民たちが民族自決を求めて暴動を起こした「チベット争乱」が大きな国際問題になっており、先日結果が出た台湾総統選挙の勝者である馬英九総裁もチベット問題に対する対応を厳しく迫られることになりそうです。このチベット争乱のきっかけが、中国政府が言うように、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世(インドに亡命中)の計画によるものなのか、それとも、中国からの分離独立を求めるラサの住民(チベット人)たちの自発的な抵抗運動(レジスタンス)なのかはいまだに不明ですが、巨大な版図を持つ多民族国家である中国は絶えず「政権・武力による統一」「民族・文化による分離」の緊張関係にあります。

中国がチベット自治区に対してどのような政治的対応を取るのか、どのような鎮圧手段を用いるのかに国際社会の視線が集まっていますが、この問題の根本にあるのは「異なる文化を持つ異民族を政治的・領土的に統合することの是非」でしょうね。西欧先進国は、第二次世界大戦の時代(あるいは冷戦終結の時代)までにコロニアリズム(植民地主義)の時代を超克して、「人権思想・自由主義・民主主義」という啓蒙的な普遍の理念に基づく国家運営へと移行しましたが、中国やロシア、中東、アフリカなどではいまだにイデオロギーとコロニアリズム、宗教思想によって政治権力が統治の正統性を主張しているわけで、この問題の抜本的解決というのは現段階では不可能でしょう。

日本・アメリカ・ヨーロッパ間では通用する人権思想(人道主義)や合理主義、経済的効率性などの観点が、まだまだ通用しない世界の地域や文化、風習、伝統などは無数に残っているわけで、反対に言えば、「すべての個人の自由と権利を保障せよ・独裁政治ではなく民主政治のほうが公正である」という西欧先進文明圏から発した政治イデオロギー(自由主義・個人主義・民主政治)の押し付けは、相手から見れば「自文化の侵略・伝統宗教の否定」と受け取られる恐れもあるわけで……イラク戦争におけるアメリカの失態を見ても、その地域に元々根付いていた思想・宗教・伝統を外部からの圧力で強制的に変化させることは相当に難しいことだというのが分かります。

客観的に考えれば、理不尽であり不合理であり差別的であるような制度・慣習のすべてを外部勢力が無理やりに変えようとすれば、何百回の戦争と悲惨、経済的コストが必要であるかは想像を絶するものであり、その変革に経済基盤(物資供給能力)と社会インフラ(教育制度)が追いついていなければ、再びもとの封建主義的(専制主義的・宗教政治的)な政治体制へと逆戻りするだけなのです。本質的な解決のためには、世界のすべての地域の人たちがあらゆる情報と教育にアクセスできる機会を増やし、「固定的・差別的なイデオロギー」に凝り固まった思考パターンにならないような「自分の頭で考える教育制度」を普及させること、次世代の若者たちが自らの国を変革できるような社会インフラと不屈の気概を持つことが大切だと思います。

台湾では、与党・民主進歩党(民進党)から野党・国民党の馬英九前主席が8年ぶりに政権を奪還して、「対中国外交」の舵取りが大きくシフトするのではないかと見られています。民族主義よりも現実主義を優先するという馬英九・次期総裁は、「中国本土との関係改善」と「台湾経済の振興」を公約に掲げていますが、具体的には「中国本土との直接通航・中国本土の観光客の誘致・台湾の金融機関の中国進出許可」といった政策を段階的に実現していくということです。中国と台湾の外交関係が改善することは、中国側の主張する「一つの中国」の原則に従って、台湾が中国に併合されるリスクと表裏一体という意見もありますが、「経済協力主体の関係改善」であれば、日本と中国の相互依存的な貿易活動もそれに類似した部分があります。

台湾の政治的独立性を担保しながら、いかにして中国と対等の関係を築いていけるのかが馬英九総統の手腕の見せ所になりそうですが、現実的問題としてまず立ち上がってくるのが「中台間の通商・通航・通信の直接開放(三通)」ですが、馬総統は今すぐに訪中する考えはないとしており、チベット自治区の人道的問題についてもかなり厳しい意見を述べています。馬英九総統は、ヨーロッパ諸国に並んで北京五輪のボイコットの可能性を示唆しており、チベット自治区の人権問題が悪化するようであれば、中台間の友好関係回復の流れも微妙に変化を見せるのかもしれません。台湾内部では、中国市場との一体性を強めるという国民党の公約に対して、「台湾人の雇用を安価な中国人労働者に奪われるのではないか」という不安も高まっています。今まで台湾人にとって有利だった「輸出産業のグローバル化」に留まらず、中国人に台湾の雇用が拡散していく「労働市場のグローバル化」が生じる恐れも出てきています。

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テーマ : 台湾
ジャンル : 政治・経済

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