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2008.05.2623:51

6月1日から後部座席のシートベルトが義務化される。パターナリズム(過保護)な規制に公共交通機関が困惑?

6月1日から後部座席のシートベルトが義務化される。行き過ぎたパターナリズム(後見人主義)で公共交通機関が困惑?

6月1日施行の改正道路交通法では、今まで自動車の前部座席だけに義務付けられていたシートベルト着用が後部座席にも義務化されることになります(罰則は免許証の点数の1点減点)。自動車に関するルールが少しずつ厳罰化・安全最優先の流れに向かっているのは仕方ないと思うのですが、車に乗るときに後部座席でもシートベルトを必ず着用しなければならないのは少し不便な気もしますね。後部座席はリラックスしてくつろげる場所というイメージも強かったのですが、これからは前部座席(運転席・助手席)と同様に身体をシートにしっかりと固定して乗らなければならなくなります。これまでは「自己責任・自由裁量」にされていた部分が、「人命尊重・リスク回避」のために法制化されていくという傾向は今後も変わらないと思いますが、日常生活のあらゆる行動やマナーが法律で管理・規制されていくというのは「個人の能力・判断」をみんなが信用しなくなっているということの現れなんでしょうね。

国家(政治)が国民の安全や安心を守るために、積極的に介入していろいろな問題事項を規制したほうが良いという考え方はパターナリズム(権威主義・後見人主義)と言われますが、現代は「パターナリズムによる安心感(管理された安心社会)」と「過剰規制による不自由感(景気減速)」とが絶えず葛藤している時代だと思います。しかし、この後部座席のシートベルト義務化の影響をもっとも強く受けるのは「タクシー・バスの公共交通機関」であり、タクシーでは法改正後しばらくはお客さんにシートベルトを強制するのがなかなか難しく、酔客などの対応に戸惑うのではないかという心配も出ています。バスの場合には、複数の乗客が一度に乗り込むので、すべての乗客のシートベルト着用を確認しにくく、乗降の際にシートベルトを締めたり外したりするのに長い時間がかかって混雑してしまうという問題もあります。

バスの乗客の一人がシートベルトを外しているからといって、バスが停車させられて運転手が罰則(反則点数1点の減点)が科されるとは思えないのですが、バスガイドが立って観光地の案内・見所の説明をすることも禁止されてしまうのは味気ないなとも思います。道路交通法が改正されると、観光バスであってもバスガイド含むすべての乗客がシートベルトを着用しなければならず、バスガイドは座ったままでマイクを持って観光地の案内・説明を行わなければならなくなり、修学旅行などで行っている車内でのレクリエーション(カラオケ)なども原則的にできなくなるようです。

とはいえ、警察庁もある程度の融通を効かせる考えのようで、改正後すぐに厳しい後部座席シートベルトの摘発・罰則は行わずに、初めのほうは「後部座席シートベルトの着用義務化の周知徹底」に全力を注いでいきたいとしています。特に高速道路ではある程度厳しく取り締まるが、一般道では当面の間はそれほど厳しい取締りは行わないようですが、いずれは現在の前部座席と同じ程度に取り締まられてしまうのかもしれません。

警察庁と日本自動車連盟(JAF)が昨年10月に行った調査では、後部座席のシートベルト着用率は、全国平均が一般道8・8%、高速道13・5%ということで、大半の人はやはり後ろの座席ではシートベルトを締めていないのが現状のようです。警察庁の調査では昨年全国の事故死傷者のうち、後部座席でシートベルト未着用者の致死率は着用者の約5.9倍だったということで、この統計データをもとにして今回の改正道路交通法が制定されたということのようですね。

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