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2008.06.0416:06

世界的な穀物価格の高騰と食料不足を受けて“食糧サミット”が開催!食糧・エネルギー・環境保護の問題に直面する世界!

世界的な穀物価格の高騰と食料不足を受けて“食糧サミット”が開催!食糧・エネルギー・環境保護の問題に直面する世界!

今、投機マネーの食糧市場への流入や気候変動による不作の影響、バイオ燃料の生産増加などによって、『食料・穀物価格』が異常な値上がりとなっており、各国の国民生活を圧迫しています。また、農業・牧畜業を主幹産業とする途上国の『食糧輸出量の増大』によって、途上国の人々の食糧の価格が急速に値上がりしており、アフリカ・アジアの第三世界における『飢餓の問題』が深刻化しているともいいます。この世界的な食糧不足や食料価格の高騰を解決するのは簡単なことではありませんが、『投機マネーの食糧市場での規制』や『バイオ燃料の原料の転換』などを進めていくことで異常な食糧バブルを沈静化できるのではないかとも言われています。

国連食糧農業機関(FAO)主催で『食糧サミット』が開かれましたが、日本の福田康夫首相は、貧困国に農産物の種・肥料などを供給する5000万ドルの追加支援の実施を表明しましたが、それと同時に、農産物の輸出国に対して輸出制限の自粛を求めました。この輸出制限の問題は、ベトナムやインドの「米の輸出規制(自国の食糧供給優先の保護貿易)」に対するものですが、実際にはベトナムやインドで米が不足しているわけではなく、「もしかしたら世界的に食糧危機になるかも」という過剰警戒や食糧バブルの期待に基づくものです。

食糧の大半を輸入に頼っている日本は、『グローバルな食糧の貿易システム』に国民の生命・食生活が依存していますから、農産物の輸出国がきちんと今まで通りに食糧を輸出してくれなくては困るということもあります。この問題では、日本の食糧自給率を上げたほうが良いという意見もありますが、日本では食糧の生産コストが高いので『世界的な食糧不足』が深刻化しなければ輸入に頼ったほうが日本の産業の強み(輸出入による相互依存システム)を生かせるという意見もあります。

今のところ、世界全体で食糧が不足しているわけではなく、投機マネーの流入によって食糧の価格が適正な市場価格から大幅に引き上げられているとの見方が強いので、日本の食糧自給率についてはそれほど心配しなくても良いとは思います。仮に日本の食糧自給率を本気で上げたいのであれば、現在の『個人単位の農業』に対する『補助金・関税を使った保護政策』をやめて、農業の産業規制を撤廃して株式会社が農業に参入できるようにする必要があります……しかし、地方の農家・農協は強い政治力(選挙で個人農家を守ってくれる政党に投票する集団票)をいまだに保持しているので、政府与党が農業改革・規制緩和をするにはまだ10年以上の時間が必要になるでしょうね。

福田首相は、『バイオ燃料の増産による食糧高騰』の問題を緩和するために、トウモロコシやさとうきびを原材料にする『第1世代』のバイオ燃料ではなくて、食品価格と関係しない間伐材や稲わらを原料とする『第2世代』のバイオ燃料へと転換していくようにという意見を述べたようですが、これは結構食品価格を適正に保つために重要なポイントかもしれません。世界では毎年1000万人近い人が餓死しているとも言われますが、アメリカやブラジルが食糧(トウモロコシ・さとうきび)を大量に燃料として利用していることで、小麦・大豆の生産量が減り飢えの問題が深刻化しやすくなっているという見方もあります。つまり、バイオ燃料に利用されるトウモロコシやさとうきびのほうが利益率が高いので、低価格の食品である小麦・大豆を生産する農家が減っているというわけです。

FAOなどの予測では、今年の世界の穀物生産は約22億トンになる予定で、昨年より4%近い増産になるので、来年には異常な穀物高騰は落ち着くと見られていますが、長期的には中国・インドの人口増加と食糧需要に「世界の農業生産力」が追いつかなくなるのではないかという心配がでてきています。現在の世界は、食糧問題・エネルギー問題・環境問題という3つの困難な課題に直面しているわけですが、これら3つの問題は相互につながりあっています。各国で長期的視点に立った政策を確立して『グローバル市場・食糧貿易での協力体制』を整えて、可能なかぎりの環境保護に努めながら、食糧とエネルギーの適正配分を行っていって欲しいと思います。来月7月には北海道で洞爺湖サミットも開催されますね。

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テーマ : 環境・資源・エネルギー
ジャンル : 政治・経済

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