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2008.08.0408:45

森博嗣原作『スカイ・クロラ』が押井守監督でアニメ映画化!

森博嗣原作『スカイ・クロラ』が押井守監督でアニメ映画化!

永遠に死ぬことがない“キルドレ”と呼ばれる子ども達が、現代の平和な社会の秩序を維持するために『戦闘機のパイロット』としてショー化された戦争を戦い続ける。『平和な社会における戦争』をテーマにした森博嗣の人気小説『スカイ・クロラ』がアニメ界の巨匠・押井守監督のによってアニメで映画化されました。僕も森博嗣の原作はある程度読んでいるので、戦闘機の空中戦がどのようにアニメで表現されるのだろうかとか、平和な現代社会における精神的な戦争(疲弊・絶望・倦怠)をどのように伝えていくのだろうかといった点に興味があります。

エースパイロットとして活躍する函南優一(カンナミ・ユーイチ)やトキノをはじめとして、カンナミの女性司令官・草薙水素(クサナギ・スイト)との人間関係のドラマも面白いのですが、『戦争を知らない大人世代・戦争を知っている子ども世代』という現実社会とは異なる基本コンセプトが斬新でメッセージ性があります。『スカイ・クロラ』では、戦争の悲惨さや愚かさといったものだけに焦点が合わされているのではなく、生死を賭けた戦いに『生きる意味』を見出そうとするキルドレの子ども達の悲痛な思いも大きなテーマとなっています。また、何気ないパイロットたちの日常生活や友人との遊び・娯楽の描写なども『スカイ・クロラ』の見所であり、戦場の中にある悲しみと喜びの両面をできるだけ忠実に描こうとしています。

監督の押井守が『物質的には豊かだけれど、今、この国に生きる人々の心の中には荒涼とした精神的焦土が広がっているように思えてなりません』とコメントしているのですが、確かに戦争のない現代日本に生きる人たちにも『自殺・貧困・格差・無気力・絶望・孤独化』といったさまざまな精神的問題・経済的格差が発生してきていますね。豊かな社会の中での貧しさや惨めさ、倦怠といったものがあり、『生きる意味や意欲』をいったん見失ってしまうとなかなか現実社会に上手く適応できないといった厳しさも平和な現代社会にはあります。

この作品は、ベネチア国際映画祭のコンペティション部門への出品も決まっており、海外での評価も注目されているということですが、アニメや森博嗣の小説が好きという人であれば、夏休みに映画館に足を運んでみてもいいかもしれませんね。個人的には『スカイ・クロラ』も面白そうなのですが、宮崎あおい・江口洋介・妻夫木聡が出演している梁石日(ヤンソギル)原作の『闇の子供たち』という壮絶な主題の映画も見てみたいですね……タイと日本を架橋して行われるアンダーグラウンドな臓器売買や児童売買春などをテーマにした社会派の重い映画なのですが、現実の悲惨や過酷と連結した問題だからこそ映画化して多くの人に知ってもらう意義があると思うのです。昔はハリウッドを中心とした洋画のほうが映像のクオリティや問題意識が高かったのですが、最近は映像面のクオリティはともかくとして『取り扱うテーマの重要性』では邦画や日本のアニメにもなかなか魅力的な作品が増えてきているように感じます。

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テーマ : スカイ・クロラ -The Sky Crawlers-
ジャンル : 映画

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