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2009.02.2802:09

GMの最終赤字は3兆円、金融最大手シティグループが米政府の管理下に入る!アメリカの財政赤字は過去最大の171兆円に

GMの最終赤字は3兆円、金融最大手シティグループが米政府の管理下に入る!アメリカの財政赤字は過去最大の171兆円に

アメリカの製造業の象徴であった大手自動車会社“ビッグスリー(GM・フォード・クライスラー)”が経営破綻して、大量の雇用が失われるのではないかという懸念が高まっています。トヨタと並ぶ世界最大の自動車会社である『GM(ゼネラル・モーターズ)』の経営状態は予想されていたよりもかなり悪いようで、26日にGMが発表した2008年通期決算は、最終損益が308億6000万ドル(約3兆円)の赤字となっています。サブプライムローンの債務不履行やリーマン・ショックによる『金融危機』が始まる以前からGMの業績低迷は続いていたので、特別に驚くべき決算の数字ではないのですが、GMに対する政府の金融支援がこのまま続けられるか否かの判断は微妙な雲行きになってきました。

仮に、GMの企業業績がこれ以上悪化すると予測するならば、『現経営陣の下での経営再建不可能であるという政府判断』が下される恐れは十分にあります。そうなると、政府支援が打ち切られたGMの国有化や倒産のリスクが高まることになり、企業再建のための経営効率化が強権的に進んで数十万人単位の失業者が労働市場にあふれ出るでしょうね。現状でもビッグスリーにはそれぞれ数十億~数百億ドル以上の公的支援(公金の投入)が行われているわけですから、更に数十億ドル以上の公的支援をして自動車企業を救済するとなれば、自動車業界だけを優先的に救済することに対してアメリカの世論が厳しい反発をする可能性があります。

GMの08年の308億6000万ドル(約3兆円)の赤字は、07年の387億ドルに次ぐ過去2番目の赤字額で最終赤字は4年連続ということですが、08年末の債務超過額が861億ドル(約8兆4000億円)という巨額で、07年末の2.3倍にも拡大しています。この絶望的な財務基盤を改善するような『説得力のある経営再建計画・世論を納得させられるような自動車業界の再生プロセス』をGMの首脳陣が政府に提出できなければ、政府支援が継続されなくなる可能性は高いと思います。

政府支援を受けているアメリカの金融最大手『シティグループ』に対しても心配なニュースが入っています。シティグループは27日に、2008年通期の最終赤字が従来発表の187億ドルから277億ドル(約2兆7000億円)へ拡大したという発表をしていますが、シティの持っている有価証券やのれん代などの資産価値が急速に悪化しているようです。シティが抱え込んでいる不良債権の規模は明らかになっていませんが、シティが追加損失を計上した『のれん資産』に対応する事業は、北米、中南米、欧州・中東・アフリカ地域の消費者金融ビジネスと日本で資産運用業を展開する日興アセットマネジメントであるという発表が為されています。日本の日興アセットマネジメントの経営悪化は随分前から伝えられていましたが、現時点において実質的に資産価値の相当部分を喪失しているような報道が為されているのは心配なところです。

世界各国でカードローンなど個人向け融資の焦げ付きや返済の延滞が増加しているというのが、シティグループの保有債権の価値下落(不良債権化)に関係していますが、『消費者金融ビジネス』が今後どのような評価を市場や消費者から受けていくのかというのがポイントになりますね。日本でも金融業界の規制強化によって、グレーゾーン金利が厳しく取り締まられるようになり、かつて繁栄を謳歌した日本の消費者金融グループの業績もかなり低迷しています。米政府が“450億ドル”という巨額の資金支援をしていたシティグループですが、米政府が40%程度所有するシティの『優先株』が『普通株』に転換されたことでシティグループは実質的に政府の管理下に入ることになりました。

アメリカ経済についてはまだまだ不安要因が数多く残っていて、アメリカ金融経済の再生や雇用情勢の回復がいつになるのかの目安さえ見えません。更に、アメリカの財政赤字が過去最大の171兆円にまで膨張しており、積極的な財政政策・金融政策をどこまで続けていけるのかという問題もあり、アメリカを代表する大企業に対して金融支援をするための『財源の確保・世論の同意』でも激しい議論が巻き起こりそうな気配ですね。オバマ大統領は『景気を回復させるため、短期的には赤字が膨らむが、長期的には財政規律を守ることが繁栄をもたらす』と施政方針で語っていますが、『短期的な財政赤字の痛み』に耐えた先にアメリカ経済回復の兆しが見えることを願いたいものです。

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