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2009.03.1923:03

ローマ法王ベネディクト16世が、アフリカ歴訪の機上でコンドーム使用(避妊)を否定する発言!

ローマ法王ベネディクト16世が、アフリカ歴訪の機上でコンドーム使用(避妊)を否定する発言!

ローマ・カトリックのキリスト教の教義では、人間は神が創造された『被造物』であるとする立場から、胎児の生命を意図的に奪う『人工妊娠中絶』に強く反対しています。その為、キリスト教信徒の多いアメリカの政治では、『人工妊娠中絶の是非』が大きな政治的論議を巻き起こすこともありますが、現在の民主党のオバマ大統領は人工妊娠中絶を『女性の権利(妊娠出産の自己決定権)』として認める立場を取っています。どちらかというと、保守主義に偏っている共和党のほうがキリスト教右派との結びつきが強く、中絶に対しても否定的なスタンスを取っています。また、キリスト教教義は性道徳の観点から『避妊(コンドーム・ピル)』に対しても批判的であり、妊娠するつもりがないのであれば性行為はすべきではないという禁欲的な考え方をする部分があります。

キリスト教の性道徳では『性は汚らわしいもの・道徳的な堕落を意味するもの』という風に考える傾向がありますから、バチカンの聖職者だけでなく敬虔なキリシタンも『不特定多数との性行為』や『快楽を得るための性行為(生殖を目的としない性行為・家族と無関係な性)』には相当に否定的です。道徳的・教義的に保守的なことでも有名なローマ法王ベネディクト16世がアフリカ歴訪の途上で、エイズウイルス(HIV)感染の予防につながる『コンドーム使用』に反対の立場を明確にしたというニュースがありましたが、ベネディクト16世はコンドームを使うような快楽目的の性行為は道徳的に間違っているというキリスト教の伝統的な価値観(倫理観)を持っているといえます。

性が自由化されている先進国の人達から見ると、『避妊しないセックス』のほうが感染症のリスクが高く『望まない妊娠』をする危険があると考えがちですが、キリスト教の性道徳では妊娠を望まないのであればセックスをすべきではないというように考えることになるわけです。こういった性問題の道徳的嫌悪感というのは、敬虔な聖職者やキリシタン以外にはなかなか共感されにくいものですが、『人口増加・食料不足・エイズ感染(性病拡大)』が問題になっているアフリカでコンドーム否定の発言をしたのはさすがにまずい部分があると思います。

コンドームを使用すべきではないというローマ教皇(ローマ法王)・ベネディクト16世の発言に対して、19日までに世界保健機関(WHO)や各国政府、一部カトリック教会から「非科学的」「人命軽視」との批判が相次いだということですが、現代の科学的・医学的常識では中絶・STD(性感染症)を避けるためにコンドームやピルの避妊方法を用いたほうが良いということになると思います。まぁ、現代ではベネディクト16世が極端に保守的・禁欲的なだけで、他のカトリック教会すべてが避妊に否定的というわけではないようで、教皇の出身国ドイツのカトリック教会もコンドームは性感染症予防(公衆衛生確保)のために使用すべきという立場を取っているみたいです。

ローマ法王・ベネディクト16世は17日のローマからカメルーンに向かう機中で『コンドームを配ることではエイズ問題は克服できない』と語ってWHOや諸国から非難を受けましたが、法王はコンドームそのものを否定したのではなく、不特定多数との性交渉を容認する不道徳性を否定したとしているようです。WHOのエイズ問題責任者が『不特定多数との性交渉に結び付くとの科学的証拠はない』と反論して、フランス、ドイツ、ベルギー各国政府などが『多くの人命を危険にさらす発言だ』と批判していますが、これは科学的根拠という点では法王に分が悪いですね。バチカンの報道官は「バチカンの伝統的立場を示しただけである」と釈明しており問題は終息しそうですが、現代社会の性道徳と伝統的なカトリックの性道徳のギャップが生み出した騒動だったと感じています。

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