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2009.07.0806:32

ウイグル族の抗議デモは、警官との衝突で156人死亡。深刻化する中国の少数民族問題を牽制するためのインターネット規制!

ウイグル族の抗議デモによる警官との衝突で156人死亡、深刻化する中国の少数民族問題!

中国西部・新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで7月5日、7日に発生したウイグル族の暴動(抗議運動)ですが、中国の武装警官部隊に鎮圧されて少なくとも156人の一般市民が死亡したと伝えられています。負傷者も1080人を越えているということですが、これまでにデモ行動の煽動家(組織家)を含む1434人が身柄を拘束されています。このウイグル族の抗議デモのそもそもの発端は、元々、ウイグル自治区で鬱積していた『漢族とウイグル族の経済格差や差別待遇を巡る民族対立』にあるようです。

ウイグル族の不当な差別待遇による経済格差に対する不満もあり、企業・政府の重要ポストの多くを漢族が占めるという『漢族支配の構図』に対する抵抗運動としての側面もあるみたいですが、大勢の死傷者が出ているだけでなく漢族が『報復行動のための自警団』を組織しているという報道もあり緊張は高まっています。ウイグル族は『地下資源・企業活動・外国からの投資』の利権を漢族に奪われていて、経済成長の恩恵をほとんど受けられないというようなことも抗議デモの背景にはあるようです。

ウイグル族の間には、いつ激しいデモ行動や暴動が起こってもおかしくはないような不満と怒りがあったようですが、『集結・デモを呼びかけるインターネット活動』が今回のウイグル族の抵抗運動(暴動)の引き金になったようで、その計画者も中国の当局に逮捕されているということです。こういった『地方の自治区の反乱・抵抗』にインターネットが煽動(呼びかけ)のツールとして使われるかもしれないということが、中国がインターネット規制を進めている理由のひとつにもなっています。

広大な領土を持つ多民族国家の中国が、『一体性・協調性のある統治』を守れるか否かのリミットが近づいている気もします。しかし、中国は武装警察と人民解放軍を動員して抗議デモ・抵抗運動(独立運動)を実力で制圧してきますから、少数民族が散発的に抗議デモを起こしてもなかなか成果を出すことは難しいという現実があります。その一方で、中国内部で『ウイグル族の抵抗運動(中国側から見れば暴動)』が勃発していることは世界中のニュースで伝えられていますから、中国の『強制的な武力鎮圧』や『(平和的抗議をしていた)女性・子どもの死傷者の発生』に対しては国際世論の反対圧力が強まる可能性が出てきています。

急速な経済発展を遂げていて『世界の工場』として強大なコモディティ(日用品)の工業生産力を発揮し、安保理の常任理事国として『国際的な発言力』も強めている中国ですが、中国の真の敵というのは『外部の大国』ではなく『内部の分離・独立を希望する少数民族(非漢民族)』なのかもしれません。昨年は、チベット仏教の僧侶も含むチベット族の抵抗運動で多くの犠牲者が出ましたが、今年は、ウイグル自治区で大規模な抵抗運動が起こって更に多くの犠牲者が出ることになりました。

こうした現状に対して、中国は当面の間、情報統制(ネット規制)と武力鎮圧、統治体制の再構築に取り組むしかないのでしょうが、中長期的には漢民族と少数民族の対立問題を抜本的に解決できるような融和政策を採ることになるのではないでしょうか。少数民族の不満や抗議の声を暴力を使わずに和らげるためには、『差別撤廃・公正待遇・(少数民族への)利権の一部譲渡』に着手しなければならず、強権的な鎮圧だけでは国際世論の反発も含めてどうにも収拾がつかなくなるのではないかと思います。

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テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済

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