国際化学オリンピックで、日本は金2、銀・銅を各1獲得!来年の同五輪は東京で開催!
国際化学オリンピックで、日本は金2、銀・銅を各1獲得!
現在の日本では、学生の学力低下が問題視されることが多いのですが、トップレベルの学力を持つ学生たちは国際的にもかなり高い水準を維持しているようです。国際数学・生物オリンピックでも良い成績を残した日本の高校生たちですが、マスメディアに取り上げられている彼らを見ていて興味深かったのが、『親から勉強をしろと言われたことが無い・自分が知りたいことはアメリカの教科書まで参照して徹底的に調べる』ということでした。
親から勉強を強制されたり、嫌々ながら学習塾に行っている学生の中にも、一流大学と呼ばれる国立・私立大学に合格できる人は少なからずいますが、日本国内でも東大・京大くらいの大学に現役合格している人は『好きで勉強をしている生徒・知的好奇心を勉強のモチベーションにしている生徒』が多い感じがあります。特に、数学・物理・化学といった理系科目を得意にしている生徒は、単純な暗記だけでは解けない問題が多くあることから、『自発的な思考力・論理力・推測力』に優れた学生が多いですね。
大半の学生は東大合格圏にあっても、東大の二次試験の数学の問題は半分解ければ十分という感じですが、数学のセンスに秀でていて応用問題を解くのが得意な人は全問解けたという人も少なからずいます。センター試験であれば全問正解に近い成績を取る生徒は全国区ではかなりいますが、難関私大の数学のマニアックな問題(練習問題などの単純な応用が利きにくい問題)などはまともに正しい解答を導き出せる人はかなり少なくなってきますね。
文部科学省は27日に、英国で開かれた第41回国際化学オリンピックの結果を発表しましたが、日本代表の高校生4人のうち金2、銀1、銅1のメダルを獲得したということです。金というのはただ一人が受賞するものではなくて、成績上位の1割が金、銀は続く2割、銅は続く3割が対象となっているということですが、それでも世界各国から優秀な学生だけが集まっている中で金の1割に入賞できるのは素晴らしいことだと思います。イギリスの国際化学オリンピックへは日本は7回目の参加だったということですが、金2個を獲得したのは初めての快挙ということで、来年に東京で開催予定の同化学オリンピックにも期待が高まっています。金は駒場東邦高(東京)3年小沢直也さんと栄光学園高(神奈川)2年遠藤健一さんが受賞、銀は東大寺学園高(奈良)3年中條淳博さん、銅は白陵高(兵庫)3年永沢彩さんが受賞という結果になっています。今回の大会には、64カ国・地域から選抜された学業優秀な250人が参加していたということです。
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