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2009.08.2321:42

書籍・資料をすべてデジタル保存し始めた「国会図書館」のデータをどのように利用すべきか?書籍データベースのビジネスモデルと著作権者の報酬!

書籍・資料をすべてデジタル保存し始めた「国会図書館」のデータをどのように利用すべきか?

インターネットでは、Googleブック検索やAmazonのなか見!検索によって『書籍の内容(コンテンツ)』を大まかに検索して、『書籍の内容の一部』をその場で閲覧できるようになってきています。日本でも6月に著作権法が改正されて、国会図書館が所蔵している書籍・資料のデジタル化が可能となり、日本の書籍データを半永久的にデジタル化して保存するという国家的プロジェクトが進行しています。

国立国会図書館といえば、日本中のあらゆる出版物・書籍が収蔵されている日本最大の図書館ですが、国会図書館にある書籍のデータをすべてデジタル化したとしても、そのデータを国民が実際に使えなければ意味がありません。しかし、すべての人に「無料」でいつでも国会図書館の書籍データベースにアクセスできるようにしてしまうと、本・出版物の売上が大幅に落ち込んでしまう恐れが出てきます。

デジタル化した書籍のメリットは、『半永久的にデータを保存できる・ウェブにアップロードすればいつでもどこでもアクセスできる』ということですが、すべての書籍のコンテンツの全体を公開してしまうと本(書籍)の売上が落ちて著者や出版社の不利益が大きくなります。そこで、国会図書館のデータベースにアクセスして書籍を閲覧する場合に、一定の『閲覧料金』を徴収するというモデルがどうしても要請されてくることになるでしょう。

国立国会図書館長の長尾真氏は、デジタル化した書籍のデータを国会図書館や公共図書館内では無料で公開するようにして、『館外(個人のパソコン・携帯電話など)』に配信する場合には一定のアクセス料金を徴収するというビジネスモデルを提案しており、このアクセス料金によって生まれる利益の一部を著作権者に分配したらどうかという話をしています。

国会図書館、書籍をネット配信へ--利用料は1冊数百円程度に

長尾氏の案はこうだ。まず、「電子出版物流通センター」という団体を設立し、国会図書館から無料で貸し出された書籍データを館外の利用者に配信する。その際、利用者からアクセス料金を徴収する。料金については、「交通費に相当する適当な金額」(長尾氏)といい、数百円程度となる見込みだ。その徴収した代金は、電子出版物流通センターが出版社などの権利者に分配する。さらに、書籍閲覧サイトに広告を掲載し、その広告料金を権利者に分配する考えもあるという。

慶應義塾大学の金氏は、似たような取り組みとして韓国が2000年から実施している図書館補償金制度を紹介した。これは、書籍を権利者の許諾なく図書館がデジタル化する代わりに、一定の補償金を権利者に支払うというもの。料金は印刷1ページにつき5ウォン、1ファイルにつき20ウォンという。金氏は韓国に比べて日本の動きは遅すぎるとし、こういった補償金制度などを取り入れ、書籍のデジタル化を進めるべきと提言した。

著作権者の許諾を得ずに公立図書館が書籍をデジタルする代わりに、一定の補償金を著作権者に支払っていくという韓国型のモデルも興味深いですが、とにかく『著作権者(作家・出版社)のインセンティブ』を何らかの形で準備しないと自由な書籍データベースの閲覧環境は整わないでしょうね。一冊が数千円もする専門書・図鑑・百科事典などの場合には、数百円で最後まできちんとウェブ上で閲覧して引用もできるのであれば、十分な利用者を確保できるようにも思います。

いずれにしても、せっかくデジタル化した書籍のデータを図書館の内部だけでしか利用できないというのであれば『デジタル化する意義・利便性』がほとんどありませんから、『有料サービス』でも良いので、こういった『図書館の書籍データベース』が利用できるサービスを立ち上げて欲しいなと思います。本を実際に書く著作者の利益・生活費を担保するという意味では、Googleがブックサーチで実施しようとしている『インターネット経由の直販サービス』なども一つの選択肢になってくるでしょう。

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