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2009.08.2322:14

アフガン大統領選で候補のカルザイ、アブドラ両氏が「勝利」を主張!地元紙ではカルザイが再選確実か!

アフガン大統領選で候補のカルザイ、アブドラ両氏が「勝利」を主張!地元紙ではカルザイが再選確実か!

治安情勢の悪化と政治の混乱が続くアフガニスタンで、20日に大統領選挙が行われましたが、『アフガンの民主化・普通選挙の実施』に反対するタリバーンやイスラム原理主義の過激派が、投票箱を焼いたり有権者を脅したりする選挙妨害もありました。中央集権的な政府がしっかりと確立しておらず、反政府勢力の武力による抵抗が残っている国で、選挙を実施するというのは本当に命がけで危険なことですが、混迷とテロが続くアフガニスタンで一刻も早く『暴力・威圧・部族間の対立感情』を用いない政治・選挙・議論の習慣が根づくことを切に願いたいと思います。

有力候補である前大統領のハミル・カルザイ氏と対立候補のアブドラ氏(元外務大臣)との一騎打ちの様相を呈していますが、両候補の陣営ともに『自分たちが過半数の投票を獲得した』という勝利宣言を行っていました。アフガン大統領選は有効投票の過半数得票が当選に必要な条件となっていて、当選者がいない場合は得票数上位2人による決選投票を実施するのですが、両陣営ともに『1回の投票で過半数を獲得できた』という絶対の自信を持っているようです。

カルザイ氏の政権に対しては、『治安悪化・雇用減少・行政や司法の腐敗・親族の優遇』など様々な国民の不満が生まれており、アフガンの民主化を促進したい米国から支援を受けているとはいえ、カルザイ政権の基盤は極めて脆弱で、旧支配勢力であるタリバーンを擁護する国民も多く残っています。南部地域のカンダハルにはアフガン政府でさえも介入できないタリバーンの大規模な拠点が構築されており、国際テロ組織アルカイーダとタリバーンの連携も憂慮されています。

アメリカのオバマ大統領は、アフガン戦争を対テロ戦争として極めて重要な位置づけを与えていますが、アメリカ国民の51%はアフガン戦争をアメリカにとって不必要な戦争と判断しており、今後アフガン戦争が更に長期化してアメリカ兵の死傷者が増えれば、オバマ政権のアフガン外交に対する風当たりは強まってくるでしょう。旧支配勢力でイスラム原理主義のタリバーンをアフガンから放逐することは現実的に不可能な状況となっており、アフガン国民のかなりの部分が民主主義化の必要性を実感していない可能性があることから、アメリカのアフガン政策は今後も相当の難航を余儀なくされるのではないかと思います。

選挙管理委員会は『25日まで初期の集計結果は分からない。正当な選挙結果は選管発表だけだ』と主張していますが、アフガニスタンの選挙制度はまだ透明性・公正性・不正防止が徹底していないという批判が根強く、同じ人物が2回以上投票を繰り返す『二重投票の不正』がどちらの陣営でも行われていたのではないかという疑惑も出ています。対立候補であるアブドラ氏らは、もしカルザイ氏が大統領に再選されたとしたら、それは選挙で不正が行われていたことの証拠であるとしており、大統領選の結果が出てもその結果を対立陣営が受け容れない恐れさえ出ているようです。

そういった『選挙の不正問題』を指弾する声も多くある中で、アフガニスタンの民間通信社パジュワクは22日に、20日投票があった大統領選の開票作業を監視している関係者筋の情報から、これまでに開票された約451万票のうちで、現職のカルザイ大統領が約71%を得票したと報じています。正式な選挙の結果は25日まで分からないのですが、『選挙制度に対する候補・国民の信頼性』がまだ十分ではないアフガニスタンでは、大統領選挙が無事に終わってもまだ政治の混乱は続くのではないかという不安が残っていますね。

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テーマ : 国際政治
ジャンル : 政治・経済

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