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2009.10.0509:13

チェコのクラウス大統領が批准すればEU統合の『リスボン条約』が発効!EU大統領には英国ブレア前首相が有力か!

チェコのクラウス大統領が批准すればEU統合の『リスボン条約』が発効!EU大統領には英国ブレア前首相が有力か!

EU(ヨーロッパ共同体)が政治的な大統合に向けて動き始めており、EUを統合的な政治主体とする基本条約である『リスボン条約』が来年1月1日には発効する見通しになってきています。アイルランドがリスボン条約を批准する2日の国民投票が注目されていましたが、アイルランド国民はEU統合に向かう基本条約であるリスボン条約批准を可決しました。現段階で、リスボン条約をまだ批准していないのは、EU加盟国27カ国のうち、チェコとポーランドだけになっていますが、ポーランドは順当にリスボン条約を批准するものと見られています。

議長国スウェーデンは、10月末に開く首脳会議で初代EU大統領(欧州理事会常任議長)や外相などの主要人事を調整する意志を示していますが、その為にはチェコとポーランドがリスボン条約に調印して批准しなければなりません。チェコの議会である上下院は5月までにリスボン条約承認を終えているのですが、国家元首であるクラウス大統領が批准手続きに必要な署名をしておらず、条約批准に対して否定的な構えを見せているようです。

更に、チェコの上院議員グループが9月29日、『条約は国家主権を侵害しており違憲の疑いが強い』として、条約が合憲かどうかの判断を求める申し立てをチェコの憲法裁判所に提出しており、チェコの大統領と一部の議員は、EUという政治的統合体によって『国民国家のパラダイム(主権国家の権限)』が侵害されるのではないかという拒絶反応を見せています。アイルランドがリスボン条約の批准に国民投票で同意したので、後はポーランドがそのまま条約を批准すれば、EUが巨大な地域共同体として機能するか否かはチェコの判断にかかってきます。

チェコのクラウス大統領はEU大統領への権限集中を警戒しているので、憲法裁判所の判断が出るまで署名はしないということのようです。しかし、ここまでEU統合の気運が高まっていて26カ国がリスボン条約に調印しているのであれば、チェコ1国だけが批准しないという判断を下すのは、安全保障上や自由貿易上(円滑な経済活動)の観点からも難しいのではないかと思います。EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相とバローゾ欧州委員長は7日に、チェコのフィシェル首相と会談して、条約を予定通りに発効するためにクラウス大統領の署名を強く求める意向です。

欧州理事会の常任議長が実質的に『EU大統領』ということになり、加盟27カ国の利害調整を前提にしながら、EUを代表する国際外交でもリーダーシップを取っていくことになります。EUの初代大統領としてはイギリスの前首相で国際的知名度も高いトニー・ブレア氏が有力視されていますが、イギリス自体がEU統合に余り積極的ではなく、EUの条約批准に向けたリーダーシップをとってこなかったことや『大義なきイラク戦争』を率先して戦ったことがハードルになりそうです。

英国は共通通貨であるユーロ圏にも参加しておらず、出入国審査免除協定にも加盟していないので、EU統合のリーダーとしての資質・意欲という面では、ドイツやフランスと比べるとやや影が薄いというイメージがもたれています。他候補としてリッポネン元フィンランド首相(68)、バルケネンデ・オランダ首相(53)、ユンケル・ルクセンブルク首相(54)、ゴンサレス元スペイン首相(67)らの名前が挙がっていますが、EUの政治的統合が実現すると世界最大のGDPを持つことになり、その政治経済的な影響力はアメリカや中国に匹敵するもの(あるいは上回ってくるもの)になります。

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