ダウンロード配信型の“PSP go(26,800円)”、発売初日は2万8000台しか売れず!
ダウンロード配信型の“PSP go(26,800円)”、発売初日は2万8000台が売れる!
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が11月1日に発売した新型PSP『PSP go』は、 旧PSPのUMDドライブを廃止してフラッシュメモリにゲームをダウンロードする形式の携帯型ゲーム機です。PSP goは発売初日に国内で2万8275台売れたそうですが、この売上台数はニンテンドーDSと比較すれば極端なまでに少ないものの、ユーザーが慣れていないダウンロード形式のゲーム機であることを考えると仕方ない面もありますね。
2007年9月に発売された「PSP-2000」は発売初日に13万台(SCE調べ)、08年10月発売の「PSP-3000」は14万1270台(エンターブレイン調べ)も売れているということなので、現時点では全くユーザーの支持・需要を集められていないといわざるを得ないでしょう。SCEはAppleのApp Storeでソフトを有償販売していくiPhoneやiPod touchのビジネスモデルを目指していると思いますが、PSP goがこれから売上を伸ばせるかどうかは『サードパーティーの開発会社のソフト作成能力』にかかっているといえそうです。ドラクエやFFのように、誰もがやってみたいというゲームがPSP goで発売されれば、そのソフトをダウンロードするためにPSP goの販売台数も増えていくと推測されます。
しかし、今まで物理的なソフトとしてゲームショップ・電器店で販売していた『UMDドライブ』が廃止されたので、ゲームショップからは根強い反発も起きているみたいですね。PSP goは16Gバイトのフラッシュメモリを内蔵していて、ダウンロードしてからゲームをするという携帯型ゲーム機なので、ゲームショップでソフトを買わなくてもゲームを楽しむことができるわけです。この形式のゲーム機が普及していくと、もうゲームショップは必要ないということにもなってきますから、ゲームショップの経営者などにとっては余り歓迎できない要素の多いゲーム機だとは言えそうです。
ゲームをするユーザーの視点で見れば、いちいちお店にまで足を運ばなくても、ゲームがしたくなったときにはいつでも自分(自宅)でダウンロードできるので、利便性は高くなっています。ゲームは無線LAN機能やPS3、パソコンを介して『PlayStation Store』からダウンロードすることで入手できます。PSP goにはBluetoothの接続機能もついているので、ヘッドフォンなど色々なデバイスを後づけすることもできるみたいです。
- 関連記事
-
- ソニー(SCE)が『プレイステーション ヴィータ』を発売!携帯ゲーム機とSNSゲームの対立構図が激化!
- ダウンロード配信型の“PSP go(26,800円)”、発売初日は2万8000台しか売れず!
- 画面を大型化した『ニンテンドーDSi LL』が11月21日に発売、予定価格は2万円!