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2010.01.1618:36

元秘書・石川知裕が逮捕されるも、小沢一郎は幹事長を続行、東京地検を厳しく批判!

元秘書・石川知裕が逮捕されるも、小沢一郎は幹事長を続行、東京地検を厳しく批判!

民主党の小沢一郎幹事長の周囲で政治資金規正法違反の容疑による逮捕者がでており、資金管理団体『陸山会』を巡る不透明な4億円の資金の流れに、東京地検特捜部が相当に強い関心・疑惑を向けているようです。小沢一郎の腹心の一人でもある元秘書で衆院議員の石川知裕容疑者らが逮捕されたことにより、『石川議員に対する小沢一郎幹事長の指示監督』があったのか否かなどが争点になってきますが、小沢幹事長は『法律に違反する行為は絶対に行っていない』という姿勢を堅持しています。

小沢幹事長は16日午後に開かれた民主党党大会で、幹事長の職務を引き続き続行すると明言しており、鳩山首相も小沢幹事長の党の主導体制をこのまま維持して欲しいと語っています。東京地検特捜部は現時点では小沢幹事長に対して『任意の事情聴取』しか求めておらず、小沢一郎は断固としてこの聴取に応じない構えですが、今後、東京地検が新たな証言を得て小沢氏に強制捜査を掛ける可能性も残されています。

小沢一郎幹事長は、東京地検特捜部の強硬な捜査手法に対して『到底納得できない。日本の民主主義が暗たんたるものになる』と激しい口調で批判しており、民主党政権を独立裁量権のある行政機構である検察が潰そうとしているといった危機感を表明しています。検察当局との全面対決も辞さないとする小沢一郎幹事長ですが、現状では『不動産購入資金の4億円の出所』や『陸山会と金融機関を経由した不透明なカネの流れ』など小沢氏に不利な状況が多いようにも感じます。

小沢一郎氏は『(政治資金収支報告書に)記載の間違いはあったと思うが、形式的なミスはほとんど修正、訂正で許されてきた』と今までの政治資金の会計処理の慣例を持ち出して、自分の政治資金の収集や使途に何ら問題はないとしていますが、『陸山会』が不動産取引をした4億円が誰から供与されたお金なのかは未だに分かっておらず、東京地検はその4億円がゼネコンなどとの癒着・斡旋(実質的な贈収賄)に関与しているのではないかという疑いを強めているようです。

鳩山由紀夫首相の母親からの偽装献金問題と小沢一郎幹事長の政治資金規正法違反疑惑は、国会で相当に詰め寄られて非難されると予想されますので、東京地検の捜査の進展具合や国会での予算案審議の行方によっては政権の地盤が揺らいでしまう恐れもありますね。既に小沢氏の元秘書だった池田光智容疑者(32)が、陸山会に寄付されたとする2億8千万円分が偽装献金だったと認める供述をしており、小沢氏にとっては非常に厳しい捜査の進展が予測されています。

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テーマ : 小沢一郎
ジャンル : 政治・経済

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