ミニブログ(Twitterなど)の利用状況に関するアンケート調査
ミニブログ(Twitterなど)の利用状況に関するアンケート調査
電通総研が19日に発表した「消費気分調査レポート」には、Twitterなどミニブログの利用状況についてのアンケート調査もあったのですが、ミニブログの利用率は9.7%。平均つぶやき回数は2.8回/日となったそうです。実生活でTwitterが話題になるのは、ITやネットが好きで頻繁に使っている人が多いですから、このミニブログの利用率は思っていたよりも高い感じだと思います。ネットで実施されているアンケートなので、ネットに触れない高齢者が除かれやすいなど、サンプリングのバイアスはあるかもしれませんが、ネットに日頃からアクセスする人なら10人に1人くらいは使っているのでしょうね。
年代別では、20代の利用率が18.1%で最も高く、Twitterやミニブログは比較的若い層に愛用されているみたいですが、私の観測範囲では40代以上くらいのサラリーマンや経営者、専門職の人も積極的に活用しています。平均つぶやき回数は、2.8回/日で年齢差は殆ど無いということですが、連続でつぶやき続ける人とめったにつぶやかない人とで個人差は大きそうです。リアルタイムのイベント・活動の実況のような使い方をしている人だと、数時間で何十回もつぶやいていたりしますし、ニュースに対する感想などを書いている人も多いと思います。
『他人のつぶやき』をフォローしている人数は平均43.9人で、なかなか大勢の人をフォローしてそのTLを読んでいるようですね。『自分のつぶやき』を見てもらっている人(フォロワー)の数は平均36.0人で、フォローしている人の数よりかは若干少ないようです。どんな相手をフォローしているかについては、「ミニブログで新たに出会った(見つけた)人」が51.9%、「企業」が34.4%、「政治家・タレント等の有名人」が8.1%、「既に付き合いがあった人」が5.5%になっています。mixiのようなリアルの知人とつながるSNSとは違って、ミニブログ(Twitter)の中でフォローしたい相手を見つけている人が多いようです。
男女の性差によって「つながりのイメージ・どんな相手をフォローするのか」にかなりの違いが見られるのも面白い調査結果だと思います。フォロー対象者の人数を見ると、男性は67.1人、女性は12.0人で、女性はフォローする人の数が極端に少なく、著名人やリアルの友人などに限られている人が多いようです。男性がフォローする相手で多いのは、「新たに出会った人」「企業」であり、女性は「既に付き合いがあった人」「有名人」が多くなっています。
Twitterのようなミニブログでは、男性が新たなフォローを増やしていく「広く・ゆるい」つながりを求め、女性はリアルの友人知人を中心にして「狭い・日常連絡的な」つながりを求めているという性差が出ています。一般的には、セキュリティ意識や自衛感情もあるので、女性のほうがウェブ上で新たな異性の知人を増やしたりすることには慎重な傾向があり、ウェブ上で「新たな知り合い」を増やすにしても、ある程度メッセージの交換をして相手のことを知ってからということのほうが多いと思います。
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