--.--.----:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010.07.0318:59

民主党政権が掲げる『最低賃金の大幅アップ』は実現可能か?政府・労働・企業は2020年までに最低賃金1,000円(時給)を目指すことで合意!

民主党政権が掲げる『最低賃金の大幅アップ』は実現可能か?政府・労働・企業は2020年までに最低賃金1,000円(時給)を目指すことで合意!

民主党政権は発足時から『最低賃金を1,000円にまで引き上げて、雇用形態による格差を是正する』というようなマニフェストのスローガンを掲げていましたが、実際には日本の時給単価での最低賃金は700円前後に留まっています。この時給単価は、国際的に見ても先進国の中ではかなり低い水準にあり、正規雇用のパイからこぼれ落ちた人がワーキングプアになりやすい一因にもなっていると指摘されています。

最低賃金の引き上げは、結果として『同一価値労働・同一賃金の原則』『ワークシェアリングによる労働時間負担-賃金水準のバランス』の実現にもつながります。その為、どこまで最低賃金を引き上げられるかは分かりませんが、『最低賃金のアップ』はかなり重要度の高い労働政策だと思います。アルバイトやフリーターといった時間給で給料を貰う人たちであっても、1日8時間程度のフルタイムで働けばそれなりの生活ができるようにしていくことで、『所得格差の拡大・ワーキングプアの増加・経済的理由による未婚者(子どもを持たない層)の増加』に歯止めを掛けることもできやすくなります。

レジや(営業力・ノルマを問わない)店舗販売など誰でもできるような仕事に、時給を1,000円近く出すことは難しいという意見があり、時給を引き上げていけば中小零細企業の経営が成り立たなくなりアルバイトの求人数そのものが減るという意見もあります。しかし、実際には月給20万円前後の正社員の仕事(非専門職・非組織管理職の仕事)であっても、一定の教育訓練をすれば『誰でもできる仕事』には変わりがなく、雇用形態の違いだけで『同じ難易度の仕事』に対して『異なる時間給』が支払われているという不公正さの問題が大きくなっています。

ワークシェアリングを含む最低賃金の引き上げというと、正社員の人の給与が低くなるのではないかというデメリット面ばかりが指摘されやすいのですが、正規雇用の人にとってもワークシェアリングによって『仕事量・拘束時間(サービス残業等)の減少』というメリットが生まれやすくなる部分もあります。

日本の労働現場ではアルバイトやパートは給料が低い代わりに時間通りにきっちり帰れるというメリットもあるわけですが、その反面、正社員であれば幾ら長時間労働をさせても良い(正社員自身が自発的に残業をしたがっているような態度を取らざるを得ない)という問題もあり、『労働負担・時間拘束の軽減』や『ワークスタイルの選択肢の増加』という部分でもワークシェアリングに期待は集まっています。

最低賃金(時給)の目安を決める『中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)』は2日に、2010年度の改定論議をスタートさせましたが、政府・労働者・経営者の三者は『雇用戦略対話』の6月の会合でできる限り早期に一律800円を実現したいという目標を設定しています。

政府の成長戦略でも、2020年までに平均1000円を目指すことで合意しており、 特に同じ仕事をしている正規雇用者と非正規雇用者の格差の縮小などが論点になっているようです。都市部と地方部での時給格差もあり、仕事内容とその生産性によってはすべての仕事を時給1,000円にすることは難しいと思いますが、『最低賃金の引き上げ』は市場全体の購買力の増加やデフレ景気からの脱却にもつながるので何とか少しでも高く引き上げて欲しいと考えます。

国際競争の激化や物価の下落などによってなかなか給与は上がらないわけですが、最低賃金が700円前後の水準で留まれば、正規雇用のパイを得られなかった求職者層の労働意欲が高まりにくいという問題(またフルタイムで働いても必要なだけの給与水準を得られず、生活保護世帯以下の生活水準に陥るというリスク)も深刻化してくる恐れがあるでしょう。

関連記事

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサード リンク


最近の記事
カウンター

カテゴリー
Amazon Associates

月別アーカイブ
プロフィール

東雲 遊貴

Author:東雲 遊貴
現実とウェブに溢れる膨大な情報の海から、『重要で役に立つニュース』を紹介したり、『面白くて便利な情報』を記録したりしていきます。

e-mail:noble.desire@gmail.com

最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。