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2010.07.0320:17

一時、上映中止になった『ザ・コーヴ』が全国の6映画館で公開!劇場での混乱は特に見られず!

一時、上映中止になった『ザ・コーヴ』が全国の6映画館で公開!劇場での混乱は特に見られず!

和歌山県太地町で行われている伝統的なイルカ漁を批判的に描いた映画『ザ・コーヴ』は、一時、描写の公正さや撮影手法の合法性(隠し撮り)に問題があるとして上映中止になっていましたが、今日から全国6ヶ所の映画館で公開が始まりました。今後、全国18館で『ザ・コーヴ』は公開予定となっています。アメリカ映画である『ザ・コーヴ』は、欧米・豪州・ニュージーランド等の捕鯨反対運動と近接する『イルカ漁反対』のイデオロギーに基づいて制作されている映画なので、『イルカ漁の残酷さ・非情さ・野蛮さ』を強調する内容になっています。

大半の日本人からすれば、食用になる『鯨・イルカの生命の価値』と、畜産で食用にされる『牛・豚・羊の生命の価値』には大きな違いはないわけですが、欧米圏の環境保護主義者・エコロジストの中には、鯨やイルカはヒトに近い知性・自意識(精神機能)を持った『特別な高等哺乳類』なので捕獲して殺害することは許されないという強固な信仰に近い倫理観を持った人たちがいます。

『ザ・コーヴ』は基本的には、イルカ(鯨含め)を『特別な知性と価値を持つ神聖な動物』と解釈する価値観に根ざした映画なので、捕鯨やイルカ漁を認める日本の伝統的な生命観と妥協する余地は殆どないと思いますが、こういった思想や考え方を映画で表現する自由そのものは認められなければならないと思います。『ザ・コーヴ』には、アメリカ・オーストラリア・EU圏の一部のエコロジストたちの“エスノセントリズム(自文化中心主義)”による偏見や糾弾が含まれているわけですが、捕鯨問題に象徴される文化圏と倫理観の対立をどのように調停して解決していくかはかなり難しい問題です。

和歌山県太地町の漁師やイルカ漁を、当事者の許可を得ることなく映画作成者が『隠し撮り』したことが問題視されていますが、『イルカ漁の残酷さや野蛮性を非難することを目的にした映画』であるため、撮影の許可を申請しても許可が下りなかった可能性は高いでしょうね。前時代的で野蛮なイルカ漁の問題を国際的に非難するドキュメンタリー映画を作成したかったのでしょうが、『イルカを捕獲する伝統的な漁』そのものは、『牛・豚を牧畜して処理する畜産』と倫理的な悪性では違いはないわけで、『イルカやクジラだけを食べてはならない(これらは牛・豚とは違う無益な殺生でしかない)』という価値観は誰にでも通用する普遍性を持つわけではないようには思います。

東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでは、上映の禁止を訴えるグループと、上映を支持するグループが劇場前でにらみ合う一幕もあったようですが、乱闘などの事件に発展することもなく、他の映画館でも無事に予定通りの時間帯に公開されたようです。『ザ・コーヴ』の映画そのものを一切公開させないようにするという『表現・言論の自由の弾圧』には賛成できませんが、そのことは『ザ・コーヴ』のイルカ漁に関する倫理的主張に賛成しないことと十分に両立するとも思います。

僕自身は『ザ・コーヴ』を公開する自由は認めなければならないと考えますが、『ザ・コーヴ』に対する反論や批判といった評論活動もまた自由に為されるべきで、それぞれが自身の人生経験や倫理観、生命感覚に基づいて『イルカ漁に対する意見・スタンス』を確立していくことが必要だと思います。鯨やイルカが可哀想だから捕獲しないほうがいいという単純な共感感情を持つ人がいてもいいし、私は鯨・イルカを食べないから捕鯨・イルカ漁の存続を特別に支持 するわけではないという人がいてもいいわけです。

それと同様に、伝統的な捕鯨・イルカ漁とその食文化を守っていきたいという人たちがいてもいいし、自分は鯨やイルカの食肉文化を大切にしていきたいという人がいてもいいわけです。日本人の多くは、鯨・イルカを食べることは牛・豚・羊を食べることと倫理的に違いはないのだから、『日本の捕鯨・イルカ漁』だけを殊更に残酷な文化として非難してくることに違和感(不満)を感じることが多いのではないかと思います。

その一方で、若年層を中心にして『鯨・イルカの食肉文化』も衰退してきているので、エコロジストや諸外国がこんなにうるさく批判してくるのであればもう捕鯨をしなくても良いのではないかという意見も出てきているようです…。個人的には鯨の刺身や塩辛(お茶漬け)などを食べてきた経験もあるので、牛や豚には無い独特のあっさりとした食肉文化として、『捕鯨・鯨の食肉文化』も細々とでも残っていって欲しいとは思うわけですが。

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